2024.09.29

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グルメ

【りんごとチョコの神コラボ♡】社会人2年目の若手が考案「りんごショコラ~信州のかがやき~」の開発秘話とは!?

今年6月から8月にかけて開催された「全国お取り寄せジュース・スイーツ選手権」。47都道府県自慢のジュースやスイーツの中から投票で人気商品を決めるというJAグループの取り組みですが、スイーツ部門で栄えある1位を獲得したのは…長野県の「りんごショコラ~信州のかがやき~」でした!今回はその開発秘話や商品に込められた想い、原料で使われているりんごのヒミツに迫るため、商品が作られている現地を訪問して取材してきました♪

JAプレゼンツ「全国お取り寄せジュース・スイーツ選手権」の結果はコチラ

 
※1箱(3個入り)1,080円(税込)、小箱(1個) 378円(税込)

エレガントな金色のりんごマークが箔押しされている赤いパッケージを開くと、高級感のある黒い箱が3つ。
開封すると、ドライりんごがたっぷり上に載った濃厚そうなガトーショコラが現れました!



これは、JAながのが開発した、「りんごショコラ~信州のかがやき~」というスイーツ商品。

特産であるりんごの規格外品を使うというJAらしい一品ですが、一口食べてみると、最初に濃厚でしっとりとしたガトーショコラの味わいが押し寄せます! 
甘酸っぱいドライりんごの食感がアクセントになっていますが、チョコのおいしさを支えるために主張しすぎておらず、絶妙なマッチングです。

このスイーツを開発したのは、JAながのの職員・勝野珠樹(かつの・たまき)さん。
勝野さんいわく、「新たなりんごの加工品としての完成度を追求した」とのことですが、背景にある開発秘話について、じっくり聞きました。

考案者は入職2年目の若手JA職員!



勝野さんは、なんとJAに入職してまだ2年目! 
営農部の特販グループという、長野県の農産物の魅力をPRする部署に所属し、イベントでの販売はもちろん、JAの通販サイト「たーんとながの」の運営にも携わっているそう。

今年の4月に発売されたばかりの「りんごショコラ~信州のかがやき~」を開発されたきっかけは何だったんでしょうか?

「一昨年、部署の先輩が出荷できないりんごを活用して『食べられるフルーツティー』というSDGs商品の開発を行ったんです。その流れで、『勝野さんもなにか別で作りたい商品があれば、ぜひアイデアを出してみて!』と声がかかりまして」(勝野さん)


「食べられるフルーツティー」は、JAながの管内の各直売所で購入可能

それから、パッケージデザインから商品の製造委託まで行う会社に相談をしながら、昨年の12月から本格的に商品開発をスタート。
なんと、たった4か月で商品を販売にこぎつけたと言います。もちろん、さまざまな試行錯誤があったそうで…。

JA職員や直売所スタッフ…さまざまなアドバイスを取り入れて考案



「長野県らしくりんご、中でも規格外のものを使うことで、農家さんが育ててくださったりんごを余すことなく使えるようにという想いを込めたくて。 それで、りんごを使ったスイーツを作ろうと決めたんです」

最初は商品名とパッケージを決めるところからスタートしたそうですが、どのように決めたのでしょう?

「名前もパッケージも、部署の先輩や直売所のスタッフからの色々なアドバイスを取り入れながら決めました。フランス語のおしゃれな名前にしようかな…などと悩むこともありましたが、最終的には、誰にとってもわかりやすい『りんごショコラ』にしました」



「信州のかがやき」というサブタイトルには、どのような想いが込められているのでしょうか。

「商品サンプルを見たときに、上に乗っているりんごが宝石みたいで綺麗だな、と思ったことから着想を得ました。また、贈り物にも使ってもらえるよう、高級感のあるパッケージにしようとこだわりました!」

そうして、金色の箔押しした赤と黒のパッケージという高級感のあるデザインが生まれました。
クリスマスやバレンタインの贈り物にもぜひ使ってもらえたら、と勝野さんは語ります。

“りんごピューレ”と“ドライりんご”のダブル使い!


「りんごショコラ」の生地をトレイに流し込んでいる様子(画像提供:JAながの)

「りんごショコラ」は、パッケージはもちろん、味にもこだわりがたっぷり詰まっています。

「当初はりんご以外のドライフルーツも載せようとしたんですが、食感が悪くなったり、りんごの風味が弱まったりしたので、りんごオンリーにしました。ドライりんごをちりばめるだけでなく、ガトーショコラの中にもりんごピューレを練り込むことで、りんごのおいしさを丸ごと楽しめるよう工夫しています」



試作品は、JA職員や直売所のスタッフに試食してもらいながら、改良を重ねた勝野さん。
例えば上にかかっているチョコレートは、ドライりんごの甘みと酸味が引き立つよう、ホワイトチョコレートを採用したそう。

 ちなみに勝野さんおすすめの食べ方は、「冷蔵庫で冷やしてから食べる」とのこと!濃厚なチョコレートが冷えることによって、ガトーショコラのしっとり感がより一層アップするそうです。

おいしいけど流通しない“規格外品”をフル活用!


長野市内「ながのフルーツセンター」での作業風景

 「りんごショコラ」に使われるりんごは、時期によってチョコレートとの相性が良い品種を選んでいます。
そして、規格外のりんごを使用しているのが特徴です。

“規格外のりんご”って、普通のりんごとどう違うの?ということで、選果場を見学させてもらいました。
大きなカゴの中に山盛りのりんごを発見!これはそのまま商品となるりんごでしょうか?



「いえ、これが規格外のりんごです。よく見ると、傷があったり形が悪かったりするので、市場には出荷されずにこうして弾かれてしまうんです。『りんごショコラ』では、こうした規格外品を使用しています」(勝野さん)



よく見ると確かに傷やへこみがありました。
ただ、一見した限りでは、スーパーなどで販売されているりんごとまったく遜色ありません。
もちろん、味も出荷用のりんごと変わらないそうです。



品質は高いのに出荷できないりんごを、おいしい加工品に生まれ変わらせることで少しでもロスをなくす。「りんごショコラ~信州のかがやき~」からは、そんな産地の努力と勝野さんの想いが感じられます。

原料のりんご生産者のこだわりと想い



次は、実際にりんごを作っている生産者にお話を伺うことに。
長野県長野市長沼地区で40年近く農業に携わっている、金箱文夫(かねばこ・ふみお)さんのりんご農園を訪問しました! 



今年で67歳になる金箱さんは、シナノリップやつがる、シナノドルチェ、秋映、シナノスイート、ふじ、シナノゴールドなど、さまざまな品種のりんごを栽培。 
金箱さんが栽培したりんごのうち、規格外のものは直売所で絞ってりんごジュースにしているほか、加工会社に引き取ってもらっているとのこと。

「りんごショコラ」は販売してから間もないため、金箱さん自身まだ試食したことがなかったそう。この機会に味わってもらいました!



  「これはスイーツとしての完成度が高い!りんごが主張しすぎず、濃厚なチョコレートのハーモニーが絶妙で、まるで高級スイーツを食べているみたいな感覚になったよ。りんごの風味が前面に出ている加工品はたくさんあるけど、これはりんごとチョコレートのバランスが良いね」

と、「りんごショコラ」を高く評価したあと、りんごの栽培や農業の未来について次のように語ります。



「りんごは自然にものすごく左右されやすく、作業に体力も必要なので育てるのが大変。また、安定してりんごが収穫できるようになるまでに10年はかかる難しい果物なんです。農家も高齢化しているので、後継者問題も深刻でね。そんな中でも、JAががんばってりんごの価値を高めるこういう商品を作ってくれるのは嬉しいことだし、期待しています」  

どんなりんごでも、苦労して育てていることには変わりない、と金箱さん。
 規格外のりんごを使用した「りんごショコラ」をこれから食べる方へ、メッセージをいただきました。



「この『りんごショコラ~信州のかがやき~』を食べながら、生産者のことや気持ちを少しでも感じてもらえたらなと思います。わたしたち生産者も、プロとして“本物”のりんごを作り続けていけるよう、技術を高めていきます。」 

お土産はもちろん、自分へのご褒美にも♡



社会人2年目の勝野さんの、りんご産地を盛り上げたい、地域を代表するおいしいスイーツを作りたいという想いから始まり、プロの技で作られた高品質なりんごがたっぷり凝縮して完成した「りんごショコラ~信州のかがやき~」。長野県を訪れた際にはぜひ味わいたい一品です。



高級感のあるパッケージのりんごショコラは、バラ売りもされているのでお土産はもちろん、自分へのご褒美にもピッタリ。
赤い箔押しの箱入りパッケージは、大切な人への贈り物にもおすすめです。 ぜひみなさんも、「りんごショコラ~信州のかがやき~」を味わってみてくださいね!

JAながの公式Instagramでは、管内の農業や地域の魅力を発信中です。ぜひご覧ください!

取材協力:JAながの(公式サイトはこちら

りんごショコラ~信州のかがやき~



「りんごショコラ~信州のかがやき~」はJAながのの直売所売所(アグリながぬま・うえまつ直売所・あもり直売所・旬彩工房Vivid・お百SHOPおぶせ・千曲川直売所)にて販売中です。
通販サイト「たーんとながの」(下の購入ボタンからアクセス)からも購入できます。

※時期によって取り扱いのない場合がございます。また、価格・送料等は販売店によって変わります。



写真/津田雅人