1日しっかり休んだはずなのに疲れがとれない…。もしかしたら、その疲れの原因は脳が十分に休めていないことにあるかも。先日、『世界一受けたい授業』というテレビ番組で、「脳を休める最高の休息法」を見て知りました。なかでも興味をそそられたのが、瞑想から生まれたというマインドフルネス。脳を休めるのに効果的で、1日5分でできるとか。さっそく毎日やってみたので、その効果を紹介しますね。この記事の画像一覧をチェック!マインドフルネスって?番組でやっていたことをもとに、自分で取り入れてみて感じたことなども含めて紹介していきます。
1.どうして休んでいるつもりでも脳の疲れはとれないの?
2.マインドフルネスってどういうもの?
3.マインドフルネスがもたらす様々な効果
4.いつでもできるマインドフルネスの実践法
5.マインドフルネスを行うときの4つのポイント
6.マインドフルネスを続けてみて感じたこと
1.どうして休んでいるつもりでも脳の疲れはとれないの?
出典:Pixabay
番組に出演していた元イェール大学精神科医の久賀谷亮氏によると、脳の疲れはストレスが大きく影響していて、疲れがとれない人は知らないうちに脳の疲れが蓄積している可能性が高いそうです。
わたしたちの脳は普段ぼ~っとしているつもりでも、ひとりでに頭の中ではなにか考えていますよね。雑念が浮かんでは消えてを繰り返す、雑念回路が常に働いている状態なんです。
出典:Pixabay
休日にぼ~っとして何もせず休んだつもりでも、翌日に疲れが残っている人は、脳が休めていない可能性が高いといいます。わたしもずっとそんな感じで、常に疲れが残っていました。眠れないことが多かったです。
2.マインドフルネスってどういうもの?
マインドフルネスは誰でも5分あれば行うことができます。
え?瞑想?と、瞑想にネガティブなイメージを持つ方もいるかもしれません。
マインドフルネスは宗教性が徹底的に削ぎ落とされていて、とりあえずいくつもの論文でその効果が脳科学的に解明されています。うん、これなら安心ですね。
出典:Pixabay
ちなみにアメリカでは数年前から大ブームになっていて、有名な起業家やアスリートだけでなく、職場や学校でもマインドフルネスを実践しているそうです。
脳の疲れがとれてすっきりするだけでなく、仕事や勉強の際にリラックスしながらも集中力を発揮できるようになる効果があるためです。
わたしはこの辺りの話を聞いて、ちょっと試してみようと思いました。ホントなら、ぜひ生活習慣に取り入れたいなって。
3.マインドフルネスがもたらす様々な効果
久賀谷氏は番組のなかで「意識が過去や未来に向かい考えすぎていると脳は疲労しやすい。解決しない問題を考えることで脳が無駄に活動してしまう。
今だけに意識を向けることで、脳の疲労を抑えることができる」と述べています。
これは雑念回路の働きを抑えて脳のエネルギー消費を軽減させると、脳の疲れがとれて頭がすっきりするからです。
出典:Pixabay
またマインドフルネスを継続した人は、ストレスホルモンであるコルチゾールの数値が低く、
イライラや不安などのストレスに強く、疲れにくい脳を形成する効果が期待できるとも言います。
マインドフルネスには
①集中力・記憶力のアップ、②怒りや不安などを軽減する感情調整力アップ、③客観的な状況判断ができるようになるメタ認知力アップ、④ウイルス感染への耐性がつく免疫力アップなど、こんなにたくさんの効果があるんですって。
と、そろそろここで、マインドフルネスの実践法を紹介したいと思います!
4.いつでもできるマインドフルネスの実践法
出典:PHOTO AC1)マインドフルネス呼吸法①背筋を伸ばして椅子などに浅く座ります。あぐらでもOK! 仰向けに寝た姿勢でも良いです。
ラクな姿勢をとり、目を閉じます。
②呼吸に全意識を集中させ、呼吸の感覚を注意深く観察します。
深呼吸や呼吸をコントロールする必要はありません。
吸うときに鼻を冷たい空気が通る感覚、肺やお腹が膨らむ感覚、吐くときに肺やお腹がしぼむ感覚、暖かい空気や鼻が通る感覚、呼吸の深さ、呼吸と呼吸の切れ目などを観察します。
②を行っていて何か考えが浮かんだら、雑念が浮かんだことに気づき、やさしくゆっくりと呼吸に注意を戻します。
雑念が浮かぶことは当然で、悪いことではないので、何度雑念が浮かんでも自分を責める必要はありません。
2)Youtubeを聞いてマインドフルネスを行うこれは初心者の方にはとてもおすすめの方法です。
ココイマというYoutubeチャンネルにはいくつかの誘導瞑想がアップされており、それを聴くだけでマインドフルネスを実践することができます!
https://www.youtube.com/channel/UCb29q7ta9rgxh-IV1FDkMEwYoutubeでマインドフルネスと検索すると、いくつもの動画が見つかりますが、わたしは
ココイマの心地よい音楽や誘導の声が一番リラックスできるので、繰り返し聴いています。
5.マインドフルネスを行うときの4つのポイント
出典:PHOTO AC
①脳は習慣が大好き。
1日5分でも10分でも良いので同じ時間、同じ場所で続けると効果が出やすいです。
②集中力が落ちているとき、ストレスを感じているときに行うのもおすすめ。
脳疲労の原因は意識が過去や未来に向かい、焦りや不安で心がさまよっている状態。
「
いまここ」に意識を向ける練習をしましょう。
③意識を無にするのではなく、
呼吸の感覚に並大抵ではない注意を向けることで、あるがままのいまここにある自分に意識を向けることにつながります。
④マインドフルネスの中核は「
あるがまま」、「
ノンジャッジメンタル」です。
雑念を消す練習ではないので、雑念が浮かんだことに気づいたら、呼吸に注意を戻せば大丈夫です。
6.マインドフルネスを続けてみて感じたこと
出典:Pixabay
わたしはあれこれ考え事をして寝つきが悪くなってしまうのですが、夜寝る前にマインドフルネスを行うと頭がすっきりしてリラックスでき、そのまますぐに眠れるようになりました。
不安や焦りで心が彷徨っているなと感じるときに行うと、しめつけられて苦しくなっていた心がほぐれて穏やかな気持ちになっていくのを感じました。
マインドフルネスを続けていくと、過去のつらい出来事や未来への不安が頭に浮かんでも、いまここに意識をもっていこうと思い、切り替えることが徐々にできるようになり、とてもラクになりました。
マインドフルネスは自分自身を大切にする”自分のための時間”だと思います。
心に余裕が生まれれば、自分のまわりの人や、大切な人のことをもっと大切にすることができますよね。
ストレスをなくすことは難しいですが、マインドフルネスで心のセルフケアを行い、少しでも穏やかな気持ちで日々を過ごせるといいですね。