いよいよ夏本番! 今年も「蚊」に翻弄される日々が始まってしまいますね…あぁ、鬱陶しい! あの痒み、ホントにイライラします。そんな蚊について、実は痒みを防ぐ方法があるのをご存じですか? 先日、朝の情報番組『THE TIME,』で「血を吸っている蚊を叩くな!」という話を、東京農業大学の長島孝行教授がしていました。一体どういうことなのか、詳しく紹介していきますね。【夏の虫除け】蚊の季節がやってきた!刺されやすい人の特徴とは?“刺されにくくなる対策法”も大公開!まず、調べていて驚いたことがあります。
蚊が血を吸うのは命がけ!実は、
血を吸うのはメスの蚊だけらしいです! しかも、お腹に卵を持つメスだけだとか!
初めて知りました〜。
蚊の成虫の寿命は約1か月で、その間に吸血と産卵を3〜4回繰り返すらしいです。
普段、蚊はオスもメスも花の蜜や木の樹液、果実の汁などの甘い糖分を食べて生活しているそうですよ。
メスはオスと交尾した後、卵を産むのにタンパク質などの栄養が必要になります。花蜜だけでは十分な栄養素を得ることができないので、人間や動物に近づき血液を吸ってタンパク質を確保するとのことです。
ほとんどの蚊は血を吸わないと産卵ができないそうです。
なので、メスは子孫を残すために命がけで血を吸いにくるのです。
血液を吸ってから4日後くらいに産卵に至るみたいですよ。
これはかなり意外なことを知った気がします! 知らなかった人も多いのではないですか?
どうして蚊に刺されると痒くなるのか?実は蚊に刺された時、蚊の唾液で痒くなってるのです。
蚊は血を吸う時に、口の先の針から唾液を出します。どうしてただ吸うだけじゃなくて、唾液を出すのかというと、血が固まらないようにし、血を吸いやすくするためだそうです。蚊の唾液によって人の体にアレルギー反応が起きてしまい、さされた部分が痒くなってしまうみたいです。
血を吸い終わってから叩け蚊が腕にとまっていたら、やっぱり反射的にたたいちゃいますよね。
でも、蚊が血を吸っている途中で叩いたりするのは良くないそうです。
番組では長島教授が、「蚊は血を吸うときに唾液を出すのですが、(吸血を)途中でやめさせると唾液を(体内に)残してしまいます。そうすると痒みが増大するのです」と話していました。
つまり、蚊が唾液の回収をしないとわたしたちの体内に唾液が多く残り、その唾液で痒みが生じると言うのです。だ・か・ら、血を吸っている最中に「叩いてはダメ!」というわけなんですね。
蚊がおなかいっぱいになるまで血を吸った時は、自分が出した唾液もほとんど吸い戻すらしいので、痒みを感じにくくなるそうですよ。
そんなことで痒みが少なくなるんですね〜! ぜひ試してみたいけど、叩いてしまいそうです…(笑)。
我慢できない痒みを消す方法
蚊の痒みには弱点があるそうで、それは「熱」です。
蚊が出す唾液の成分は、熱に弱く、50℃程度で破壊されるそうです!
痒みをすぐに抑えたい時は、タオルを50℃くらいのお湯に浸し患部に当ててください。
これでかゆみ成分は破壊されて、症状が抑えられるとのことです。
今年の夏は、蚊が止まっててもじっとして、そして痒くなったらお湯に浸したタオルを当てる方法を試してみたいと思います。
ちなみに、東京ディズニーリゾートには蚊がいないのをご存じですか?
人工の川や滝、海などたくさんの水を使うので、蚊がたくさん発生してもおかしくないのに…一体どんな対策をしているのでしょうか?
そのヒミツは「ろ過循環」だと言います。水が常に動いている状態だからだそう。
蚊は溜まり水で発生するらしく、つまり静止した状態の水溜まりをなくせば、蚊の発生を防げるのです!
まずは蚊の発生を防ぐ、から。自宅周りで放置している水溜まりがないかを確認して対処しましょう。
皆さんもぜひ、「すぐに叩かない」を実践してみてくださいね♪
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