2022.08.12

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都会のベランダで「いちご」は育てられるのか⁉植え付けから6週間…いちご栽培収穫レポ【東京農ライフ】

この春、情報番組『バゲット』で放送されていた「いちごの収穫量を増やす方法」を参考に、ベランダでいちごの栽培を始めたわたし(詳しくは別記事にてご確認ください!)。あれから2か月間、地道にいちごのお世話を続けてきました。ようやく収穫時期の初夏を迎えましたので、実際にどのくらいの量のいちごを収穫できたのか、みなさまにご報告しますね。今回は写真多めです。


【収穫は初夏】都会のベランダでいちごを育てたい!「いちご苗の植え付け」に挑戦してみた【東京農ライフ】


いちごの収穫量を増やす方法とは?

4月下旬、いちごの販売量が減ったことから”いちごロス”となり、自宅のベランダでいちご栽培を始めることにしました。
『バゲット』によると、ベランダ栽培のいちごの収穫量を増やすには、人間の手で授粉作業を行うことが大切だとか。というのも都会や高層階のベランダで栽培する場合、受粉作業を行ってくれる虫たちがなかなかいちごに寄り付かないそうです。そのため、いちごの花を梵天(耳かきのふわふわ部分)で撫でるといいんですって。





わたしがいちご栽培を開始したのは、ゴールデンウィークが始まってすぐのことでした。今年のゴールデンウィーク、東京は雨が多くて肌寒い日が続きましたよね。体調を崩された方も多かったのではないでしょうか。わたしもご多分に漏れずゴールデンウィーク序盤に風邪をひき、10日ほど寝込むことに。そのため、天候の悪さ、お世話の行き届かなさから、いちごの力を100%引き出せなかったことをご承知おきください。

↓こちらが植え付け直後のいちごです。



植え付けから2週間~3週間

植え付け直後に寝込んでしまったにもかかわらず、こんなにたくさんのいちごが!まだまだ青いですが、期待度満点です。梵天の効果が現れているように感じます。早く食べたいな~。






植え付けから2週間半

なんと最初になった実の半分が、カビまみれになってしまいました!あたらしい日日の編集部(編集部には詳しい人がたくさんいるとのことで…)に訊いたところ、連日の雨と寒さが原因だそう。



植え付けから3週間~4週間

カビが生えなかった実は食べごろに。赤い実を見つけた娘は「わーい!わーい!」と小躍りして、そのまま食べてしまいました。無言で食べ続けていたので、きっと言葉にする暇も惜しいほど、おいしかったのだと思います。8粒なっていたのに、カビの影響で食べられたのは4粒。そのうえ撮影前に娘が食べてしまったため、収穫した実の写真はありません…。
でも大丈夫。また新しい青い実がなっているんです!新しい花も咲いているので、引き続き梵天で授粉を行います。

↓こちらが収穫前の4粒です。



↓陰にあるいちごも目ざとく見つけて収穫する娘。このままパクリ(本当は洗った方がいいみたいです)



植え付けから4週間~5週間

「プランターの縁に花を寄せて植える」という『バゲット』の教えが、すごく効いています!プランターの縁から実が垂れさがって、思わずにんまりしてしまう眺めです。この頃、娘の友達が遊びに来て、一緒にいちご狩りを楽しみました。

※『バゲット』で紹介していた「自宅でいちごを栽培するポイント」は、記事の最後に記載しておきますね♪





植え付けから6週間

まだまだ青い実がなっています。この時期になって、娘に食べられてばかりだったいちごが、ようやくわたしの口に入りました。気温が上がってきたので、そのまま食べると生ぬるいのですが、甘さはバッチリです。いちご味のお菓子のような味で(なんだか逆説的ですね…)、輪郭のある甘さと強い芳香を感じました。酸味がなくて、とにかく甘い!今まで食べたことのない味でした。冷やすともっとおいしそうだと思ったのですが、少しでも隙を見せると娘にとられるので、大急ぎで食べることに。

気温の関係か、虫が気になり始めたのもこの時期です。あまりにもビッシリと付いているので、野菜や果物に使える「やさお酢」という防虫剤をまいてみました。



↓自分が世話をすると言って、防虫剤をまく娘。窓の向こうから猫が見守っています。



そして栽培は続く…

最後の写真を撮ったあと、東京は短い梅雨に入りました。雨とともに気温がぐんぐん上昇し、人間もバテやすい時期の始まりです。いちごもなんだかお疲れ気味で、時々花は咲きますが、これまでのようにたくさん実がなるわけでもなく、目立った変化は見られなくなりました。収穫時期である「初夏」とは言えない季節になったのかもしれません。植え付けから2週間後の5月中旬には、きれいな実をつけてくれたいちご。夏の間もこまめに手入れして、長く栽培を楽しめたらいいなと思っています。

この6週間で実ったいちごは20粒以上。娘と娘の友達の口に入ったのは、合わせて10粒と少し(わたしが食べたのは1粒…)。自宅のベランダで栽培したにしては、たくさん実ったと思いませんか?『バゲット』恐るべしです。けれど、せっかく実った20粒のうち約半分は、カビが生えてしまってシワシワに…。天候が原因だとしても、やっぱり悔しいです。今度は実の収穫率を高める方法を調べて、実践してみたいと思います。

それでは、最後に…。
改めて、『バゲット』で紹介されていたいちごの植え付けのコツをお伝えします。

1. クラウン(いちごの株元にある、王冠のような形をしたギザギザの部分)を土に埋めないこと
→埋めてしまうと成長が阻害されます。
2. 花が咲いている場合はプランターの縁に寄せて、花を手前に向けて植えること
→プランターから実が垂れて、見た目がきれいです。
3. ヤシの繊維を土にかぶせること
→いちごの病気を予防します。
4. 花が咲いたら朝のうちに、梵天でやさしく撫でること
→受粉のお手伝いをします。

いちご栽培が気になっている皆さん、ぜひこちらのコツをお試しあれ。初心者でも、狭いベランダでも、おいしいいちごを収穫することができましたよ。


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