2021.07.24

食べる

【農家イチオシ!】とれたての鮮度をキープ!きゅうりのおいしい保存法

きゅうりをたくさん買ったのはいいけれど、いつの間にかシナシナに…。そんな悩みを解決する保存方法を、きゅうりをよく知る農業男子に教えてもらいました!



教えてくれたのは、東京都三鷹市にある「岡田農園」で農業に従事している農業男子、岡田啓太さんです。

きゅうりは寒さや乾燥が天敵!しっかり保湿して保存



「とれたてのきゅうりは水分がしっかりありますが、時間が経つにつれてしなびていきます。また、暑い季節の野菜なので、冷やしすぎもよくありません。乾燥と寒さ、この2点に気をつければ、1週間はとれたてに近い食感とみずみずしさが保てます」(岡田さん)

用意するもの
きゅうり
キッチンペーパーまたは新聞紙
ジッパー付き保存袋

保存の手順
1. 水を含ませたキッチンペーパーできゅうりを1本ずつ包む。



キッチンペーパーがない場合は新聞紙でも代用可能



2. 1をジッパー付き保存袋に入れる。



★ポイント
保存袋の口は完全には閉めず、通気性を確保して!



3. 冷蔵室(あれば野菜室)に袋ごと立てて入れる。



「立てて入れるのは育った環境と同じにするため。そうすることでより長持ちしますよ」(岡田さん)



おいしい時期を逃さず収穫!きゅうり農家の一日

岡田農園を訪れると、かわいらしいきゅうりの花があちこちに。花が咲いたらどのぐらいで収穫できるのでしょうか。



「きゅうりが収穫できるのは花が咲いてから1週間ほど。今咲いている花も来週には立派なきゅうりに育ちます。ぐんぐんと育つので、数日でも収穫時期を逃すと大きく育ちすぎてしまうんです。次から次へと開花していくので、収穫を逃さないよう、畑の隅から隅までの確認が欠かせません」



就農して4年が経過した岡田さんは、農業の師匠でもある義父の源治さんと協力しながら、1年を通じて20品目以上の野菜を生産し、直売所で販売しています。

「採れたての野菜をすぐに販売できるのは直売所ならでは。わが家では毎朝4時から収穫し、袋詰めしてその日の朝には販売します。出荷したあとも作付けや畑の管理など、あっという間に一日が終わります」(岡田さん)


岡田農園では三鷹市内4か所にあるコインロッカー式の無人直売所で生産野菜を販売しています。

農家の愛情がたっぷり詰まっているきゅうり。上手に保存して、最後までおいしくいただきましょう。

岡田さんおすすめのレシピはこちらをチェック
炒めて簡単!きゅうりの甘酢炒め
混ぜるだけで栄養満点!細ネギときゅうりのサラダ
ごろっときゅうりで食べ応え抜群!オイキムチ






岡田農園

岡田啓太さん

アメリカンフットボールの選手として活躍する傍ら、結婚を機に2017年から義父が経営する「岡田農園」で農業の道へ。JR中央線・吉祥寺駅から程近い住宅街の中にある3000平米ほどの農園で、きゅうりやトマト、ねぎ、なす、とうもろこしなどを栽培している。農園でとれた野菜は、農園内や複数の直売所で購入可能。栽培の様子はインスタグラムでチェック!
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写真/石塚修平 取材協力/JA東京むさし・JA東京中央会

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