チャーハンやスープを作るときに、めちゃくちゃ重宝する市販の「中華ペースト」ってありますよね。この「和風」バージョンがないかな~って常々思ってたんですが、石川県のねぎ農家から教えてもらった「ねぎ味噌」がまさにソレ♪そのままご飯にのせるのはもちろん、鍋に入れてもチャーハンに入れても旨味炸裂とか♡さっそく作っていきますわん♪
【じゃないレシピ】青…じゃなくて白ねぎで!?破天荒「ねぎ焼き」作ってみた!トロ甘たまら~ん♡【農家直伝】
石川県金沢市、冬になると豪雪に見舞われる土地で、長ねぎを栽培している多田礼奈さん。
多田さんの作る長ねぎは、雪に埋もれることで凍らないよう糖分を蓄えるため、とっても甘いとのこと!
「寒い日に、納屋にある達磨ストーブでねぎを焼いて食べるのが最高に幸せな瞬間です(笑)」(多田さん)
長ねぎの魅力を知り尽くしている多田さんが、今回教えてくれるレシピは「ねぎ味噌」です。
どうやって食べるのがおすすめなのでしょうか?
「そのままご飯に乗せて食べたり、野菜にディップしたりするのをはじめ、いろんな食材に使えます。即席で作れるので重宝しているレシピです」(多田さん)
ねぎ×みそって、すでにおいしいことが約束されているんですが…期待を込めて作ってみます♪
トロトロで甘~い♡「ねぎ味噌」
今回は泥付き長ねぎを使います。
【材料】
長ねぎ…1本
ゴマ油…大さじ1/2
[A]
みそ…大さじ2
みりん…大さじ1
酒…大さじ1
砂糖…大さじ1/2
おろししょうが(チューブ)…大さじ1/2
白すりゴマ…適量
作り方
1. 長ねぎを小口切りにし、[A]をすべて混ぜ合わせておく。
2. フライパンにゴマ油を熱し、長ねぎを入れて軽く混ぜ合わせ、弱火~中火にかけフタをして5分程度加熱する。
フタをして5分後、長ねぎ全体に火が通り、しっとりしました。いい感じに少し焦げたところもあり、香ばしい香りが!
3. 混ぜ合わせた[A]を入れて全体を混ぜ、中火〜強めの中火くらいで煮詰めるように加熱する。
長ねぎから出た水分と調味料で最初は水っぽいので、しっかり煮詰めていきます。
様子を見つつ5分ほど煮詰めると、片方に寄せたときに水分が出てこないくらいまとまりました。
4. 火を止め、お好みですりゴマを加え、全体を混ぜたら完成!
ご飯にそのままのせて、ガガっとかきこんだら幸せになれそう~(笑)。
でも、今回はいろんな可能性を試すべく、3つのねぎみそ活用レシピを作ってみました♪
① カリッと油揚げのねぎみそのせ
油揚げ(1枚)をトースターやフライパンでカリッと焼き、ねぎみそ適量をのせれば完成です。簡単~!
ねぎみそは多めにのせるのがおすすめですよ。ではいただきますっ!
サックサクの油揚げの豆腐の風味と、トロトロねぎみその甘味が合う〜!
あっという間に作れちゃうので、日々の食卓に一品添えたいときにうれしいメニューです♡
②ねぎみそチャーハン
次は、ねぎみそを使ったチャーハン(2人分)です。
刻んだにんにく(1かけ)、ねぎみそ(大さじ1)、豚バラ肉(100g)を炒め、火が通ったらご飯(1合分)を入れてさらに炒め、塩、こしょうなどでお好みの味付けをすれば出来上がり!
にんにくと合わせ、さらに加熱して香ばしくなったねぎみそが効いています! 豚肉にねぎみそが絡んでウマ〜〜!
ねぎみそ自体にいろいろな調味料が使われていて完成した味になっているので、めちゃくちゃ深みのあるチャーハンになりました♡
わたし、チャーハンには毎回中華ペースト調味料を使ってたんですが、ねぎみそがあればもういらないかも…。
ねぎみそ、いろんな炒め物に使ってみたくなりました!
③ねぎみそ豆乳鍋
最後に、冬にぴったりの豆乳鍋に、ねぎみそを入れてみました♪
2~3人用の鍋に、水(600ml)、白だし(大さじ3)、鶏がらスープの素(顆粒・小さじ2)、ねぎみそ(今回作った全量)を入れ、具を入れて煮込みます。
具材に火が通ったら、豆乳(200ml)を入れて、沸騰させないように温めれば完成です!
先ほど作ったねぎみそをすべて使っていますが、みその量としては大さじ2なので、濃い味が好きな人はみそを追加してもよさそうです。
ねぎの甘みがスープに染み出して、まろやかな豆乳と相性バツグンですよ~!
細かめに切ってある長ねぎが、具材と絡まっておいしい〜!
最後の〆は雑炊にすると、長ねぎの甘みを余さず食べ切れていいかも♡
いろいろなレシピに使ってみた結果、ねぎみそが超優秀だということがわかりました。当然の結果ですが(笑)。
いや、これはもう「和風ペースト」と言っても差し支えありません!ぜひぜひ作ってみてくださ〜い♪
きよし農園
多田礼奈さん
石川県金沢市出身。23歳で亡き祖父の農園を引き継ぎ、「きよし農園」代表となる。金沢ゆず、ヘタ紫なす、白ねぎを主品目とし、環境に優しく美味しい野菜作りを目指し農作業に励む傍ら、2022年5月には野菜の直売や地元食材を使ったスイーツやお弁当を提供するお店「Siii」をオープン。そのほかにも「金沢ゆず香るん祭り」の企画・運営や、他分野とのコラボなどを通じ、地域農業の発展のため幅広く活動している。
きよし農園ホームページ:https://kiyoshinouen.jp/
きよし農園インスタグラム:https://www.instagram.com/kiyoshinouen.reina/
Siiiホームページ:https://siii-seasonalfood.com/
SiiiInstagram:https://www.instagram.com/siii_seasonalfood/
取材協力/JA金沢市
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