料理研究家のリュウジさんが紹介していた「からし焼き」。東京都北区の十条界隈で親しまれている、知る人ぞ知るソウルフードなんですって!豚肉と豆腐を唐辛子の効いた濃厚な甘辛ダレで煮込んだ料理で、薬味のねぎと千切りしたきゅうりを添えるのが定番スタイルのよう。真っ赤なスープで煮込まれた豚肉と豆腐に、シャキシャキきゅうりがのっかって…あ~、想像しただけで、もうこれ、絶対おいしいヤツじゃーーーん!さぁ、作ろう♪【リュウジのまかない飯】コスパ抜群♪ご飯がガツガツ食べられる「のりたまもやし」に挑戦!【材料費100円】別名・酒泥棒豆腐!リュウジさんの「からし焼き」とは?「からし焼き」を紹介している料理研究家リュウジさんのTweetはこちら。
Twitterには、「今日作ってみます!」「酒飲みには絶対嬉しいやつですやん!」「ビール党の私には持ってこいのつまみでした。夏にクーラーで冷えた体にもよし、冬の寒い中食べるのもよし、締めにもよしでした‥絶対作ろ!!!!!!!」「う〜ん、ビールに合う辛み!旨味!ニンニク」「リュウジ兄さん、ありがとう…最高です…ありがとうございます」「十条で食べた味が忘れられません…ぜひリュウジさんのレシピで作ってみたいです」といったコメントが。お酒好きな人からの支持率高めですね(笑)。
リュウジさんの「からし焼き」材料と作り方
【材料】2人分豚バラ肉…150g ※豚ロース肉で代用OK
絹ごし豆腐…300g
玉ねぎ…1/4個(60gほど)
にんにく…3かけ(うち1かけはおろす用)
きゅうり…1/2本
青ねぎ…適量
ラード…大さじ1 ※サラダ油で代用OK
しょうゆ…大さじ1と1/2
みりん …大さじ1
酒…大さじ2
豆板醤…大さじ1
砂糖…小さじ1
一味唐辛子…小さじ1/3
水…大さじ2
うま味調味料…5振り
リュウジさんは豚バラの薄切り肉を使用しているようですが、わが家に豚バラのブロック肉があったので、薄切り肉よりちょっと厚めに切って使うことに。ブロック肉だと好みの厚さに出来るのでいいですよね。
【作り方】1.まずは下準備。材料を切ります。
玉ねぎは大きめに切ります。1/4個の玉ねぎを6等分するくらいの大きさ。リュウジさんは下の画像の赤線のように切っていました。
![玉ねぎ](https://images.nichinichi-magazine.com/articles/4000/4681/wysiwyg/523a519e500082a1642e21626571e946.jpg)
切るとこんな感じ。玉ねぎの甘みを感じるよう、大きめに切るそうです。
![玉ねぎ](https://images.nichinichi-magazine.com/articles/4000/4681/wysiwyg/8c657af12a601b269a021eaeb448b759.jpg)
にんにくは2かけ分、皮を剥いて粗みじん切りします。
きゅうりは千切りにします。青ねぎは小口切りにします。
2.フライパンにラードを入れ、食べやすい大きさに切った豚バラ肉を入れ炒めます。
![豚肉](https://images.nichinichi-magazine.com/articles/4000/4681/wysiwyg/bda046c29052afa1fefe7f00217ee201.jpg)
ラードを使うと、コクと香りがつくそうです。火加減は特に言っていなかったので中火にしました。
3.豚バラ肉に軽く火が通ったら、玉ねぎを入れて炒めます。
![玉ねぎ](https://images.nichinichi-magazine.com/articles/4000/4681/wysiwyg/8dccd978d8476ecc64bace83a3e6ad27.jpg)
玉ねぎが少し透き通ってきたら、粗みじん切りしたにんにくを入れ、さらに炒めます。
![玉ねぎ](https://images.nichinichi-magazine.com/articles/4000/4681/wysiwyg/977ac8097da9fc7e0ee0a103fadbd832.jpg)
玉ねぎを入れてからトータルで2~3分炒めました。
4.豚バラがちょっとカリッとしてきたら、弱めの中火にして、しょうゆ、みりん、酒、豆板醤、砂糖、一味唐辛子、水、すりおろした1かけ分のにんにく、うま味調味料を入れ、少し煮ます。
![調味料](https://images.nichinichi-magazine.com/articles/4000/4681/wysiwyg/406df8e688649c18df5504009c1307c6.jpg)
玉ねぎの甘い香りとにんにくの香りが、たまらん♪
5.スープが少しトロッとしてきたら、
4に豆腐を大きめにすくって入れ、3分間ほど煮込みます。火加減は弱めの中火のまま。
![からし豆腐](https://images.nichinichi-magazine.com/articles/4000/4681/wysiwyg/8c1944598d6f3ecd599362aa82ef11b0.jpg)
赤いスープがグツグツ煮えていると、見るからに辛そうですよね。
6.5をお皿に盛りつけて、きゅうりと小口切りにした青ねぎをたっぷりのせて出来上がり。調理時間は10分。とっても簡単に手早く出来ました!
![からし豆腐](https://images.nichinichi-magazine.com/articles/4000/4681/wysiwyg/f591c89dcbe48e917ba90e4f8d8a3eab.jpg)
では、いただきます!
おっ!味はこってり濃いめかと思いましたが、それほどでもなく、意外とさっぱり。さっぱりした中にも、豚肉のコクがしっかり出ていて、味わい深い。玉ねぎの甘みもあって、スンドゥブチゲに似た“こくうま甘辛味”です。おいしい♪
ご飯にも合いますが、これはビールとめちゃめちゃ合う!リュウジさんが「酒泥棒豆腐」と呼ぶのがよくわかります(笑)。
![からし焼き](https://images.nichinichi-magazine.com/articles/4000/4681/wysiwyg/2205c9d21094cd804e115305005b2849.jpg)
ただ、リュウジさんの出来上がりと本場十条の「からし焼き」の写真を見ると、わたしのとはちょっと違うような…。わたしが作ったのはスープという感じですが、リュウジさんや本場のものは、もうすこし水分量が少なくてトロッとしているみたい。
今回使った豆腐が水分多めだったのか、けっこう水が出たようで、3分煮込んだだけでは煮詰まり方が足りなかったようです。3分にとらわれず、水分が半分くらいになるまで、煮込んだほうがよかったのかも。本場の十条の方から、今回わたしの作ったものは「からし焼きじゃない!」と言われるかもしれませんね…。次回作るときはもうすこし煮込んでみようと思います。でも、味はおいしいです♪
![豆腐](https://images.nichinichi-magazine.com/articles/4000/4681/wysiwyg/893f523fd8157d3695a6093f62d9d859.jpg)
思ったほど辛くないかなと思いながら、ひと口、ふた口と食べていると、だんだん口の中がヒリヒリに…。そんなとき活躍するのが、きゅうり。きゅうりを一緒に食べると口がリセットされるうえ、食感のアクセントにもなって、とってもいい!このきゅうりが「からし焼き」のキモであることは間違いないようです。
![からし焼き](https://images.nichinichi-magazine.com/articles/4000/4681/wysiwyg/d27094e4190db86b49f0651be325a476.jpg)
そして、リュウジさんおすすめの味変は、なんと、タバスコ。すでに辛いのに、タバスコでもっと辛くするの?と恐る恐るやってみると…。あら、おいしい。辛いことは辛いですが、タバスコの酸味とフルーティさが加わって、先ほどまでの「からし焼き」とはまた違った味になりました!すごい!この味変はおすすめです。
![](https://images.nichinichi-magazine.com/articles/4000/4681/wysiwyg/c8cb7bfcb5057649344689e71f2254ad.jpg)
ビールがとってもおいしく飲める!リュウジさんの「からし焼き」。別名、酒泥棒豆腐を作ってみてはいかがでしょう。