セロリは好きだけど、生でしか食べない、という人も多いのでは?もちろん生で食べるのもおいしいですが、セロリに多く含まれるβ-カロテンやビタミンEは、油と一緒に摂取することで栄養の吸収率がアップするそう。つまり、炒め物にぴったりなんです。岡山県でセロリを育てる農業女子、高越友紀さんも、セロリを使った炒め物をよく作るんだとか。農家の定番レシピ、再現していきますよ~♪【食べるSDGs】捨てがちなセロリの葉で「牛肉のピリ辛丼」作ってみた!苦みゼロで食べやす♡【農家直伝】レシピを教えてくれたのは、岡山県総社市にある「メゾンやまて」で、セロリを栽培している高越友紀さんです。
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「オイスターソースを使った中華風の炒め物の味付けが大好きで、試しにセロリを入れてみたんです。それが本当においしくて!セロリは意外とどんな食材にも合う万能食材。炒め物ならなんでも合いますよ」と高越さん。
今回は、高越さんのおすすめの具材で作っていきましょう。
ゴマ油フワッでご飯ススム~!「セロリの中華炒め」
材料(2人分)セロリ…2本
なす…1本
トマト…1個
卵…2個
オイスタソース…大さじ1
みりん…大さじ1
塩・こしょう…各適量
ゴマ油…適量
作り方1. セロリは、茎は幅1㎝の斜め切りに、葉は小分けにする。
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トマト、なすは1口大の乱切りにする。
2. フライパンにゴマ油を引き、溶いた卵を流し入れて炒り卵を作り、いったん皿に出しておく。
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3. 同じフライパンにゴマ油を引き直し、なす、トマト、セロリの順に入れ、軽く塩、こしょうをして炒める。
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4. 野菜がしんなりしてきたら、オイスターソースとみりんを加えて味を整え、
2の入り卵を戻して混ぜ合わせたら完成。
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「卵はふわふわに炒めておくのがポイント!わたしは、なすやトマトを使いましたが、そのときにある野菜なら何を入れてもいいと思います。ぜひお好みの野菜とセロリを合わせて中華炒めにしてみてくださいね」(高越さん)
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セロリの芯は、厚めに切っているので、シャキシャキとした食感が楽しめます!
苦みの強い葉の部分も、加熱することで食べやすくなり、い~い味のアクセントに。
トマトの酸味と、オイスターソースのコク、卵のマイルドさとのハーモニーも◎。
春雨などを足して、ボリュームUPするのもよさそうですね!
セロリ独特の香りがイライラを軽減!
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セロリは、カリウムや食物繊維、β-カロテンやビタミンB群、ビタミンCなど、栄養が豊富な野菜です。中でも一番の特徴は、セロリ特有の爽やかな香りですよね。
実はこの香りは、ポリフェノールの一種である「アピイン」のほか、「セネリン」「アピオイル」など40種類の香りの成分によるもの。この香りに精神を落ち着かせる働きがあり、イライラやストレス、緊張や頭痛などを和らげるといわれています。
香りを嗅ぐだけでもいいそうですが、食べれば栄養も摂れて一石二鳥。香りも楽しみながら料理を味わってみては?
そのほか、高越さんが考案したセロリを使ったレシピは、インスタでもチェックできます。高越さん直伝のセロリ料理、ぜひ試してみてくださいね。
メゾンやまて
高越友紀さん
セロリが特産の岡山県総社市で、土地なし、機械なしのゼロから農業を始めて4年目。現在は、70a(アール)の畑で、セロリ、白菜、かぶ、カリフラワーなど季節の野菜約10品目を育てている。日々の栽培の様子や、野菜を使った料理のレシピをインスタグラムで発信中。高越さんが育てた野菜は、総社市内にあるJA晴れの国岡山山手直売所「ふれあいの里」や、農マル園芸 吉備路農園などで購入できる。
●インスタグラム @maison_yamate
https://www.instagram.com/maison_yamate/