俳優・高杉真宙さんにインタビューしてきましたよー!高杉さんは、9月から全国6都市で上演予定の舞台『ロミオとジュリエット』で、主役のロミオを演じます。『ロミオとジュリエット』といえば、たった5日間の悲劇的な恋を描いた作品として有名。今回は、ラブストーリーを演じるうえで高杉さんが大切にしていることやロミオへの想いなどを伺いつつ、得意料理や今後の目標などたっぷりお聞きしました!
【画像を見る】思わずドキッ!まっすぐな眼差しの高杉真宙さん――舞台『ロミオとジュリエット』への出演を決めた理由はなんでしょうか?
以前から、ロミオ役はやってみたかったんです。俳優という職業をやる上で、やっぱり本格的なシェイクスピアの作品への憧れはありましたし、その中でも『ロミオとジュリエット』は20代までじゃないとできないと思っていたので。今回お話をいただいて嬉しかったです。
――シェイクスピアが描いた名作恋愛劇でロミオをどのように演じたいと考えていますか?
演じる上でキャラクターのことを愛せないと演じられないんですけど、すごくまっすぐで恋に盲目で…、そんなロミオのことは好きになれそうです。稽古で台詞を言ってるだけでも楽しいですし、かわいらしいなって思ってます。
――ロミオとジュリエットの恋に共感する部分があれば教えてください。
もう、共感は難しいかな(笑)。でも、恋は盲目っていうくらいだから、10代の若い二人が突っ走っちゃうのは、わかるな~とは思いますね。自分たちの想いをまっすぐ信じて疑わないことは、すごく素晴らしいことだと思います。
聞き分けがいい恋愛はしないほうがいい ――もし、ロミオとジュリエットのような障害の大きい恋をしたら、高杉さんはロミオのように運命に逆らおうとしますか?
できる限り(笑)。僕の精一杯は尽くそうと思います。ロミオとジュリエットのように悲劇が待っているかもしれないので、潔く引くのも大事かもしれませんが、そんな聞き分けがいい恋愛はしないほうがいいと思います。
――ラブストーリーを演じるときに大切にしていることは何でしょうか?
相手役に対しての思いやりでしょうか。どうしたって2人のシーンが多くなるので、お互いに思いやりがないといけないなと思いますね。
――過去の雑誌のインタビューで、恋愛ものはちょっと苦手意識があるとおっしゃっていましたが、今はいかがですか?
まあ、得意ではないですね(笑)。恋愛も家族愛もそうですけど、愛って人がみんな大切にしたいことのひとつだと思うんですよね。そういった感情を芝居で見せるっていうのはとても難しいです。
得意料理は鍋とパスタ!?――お忙しい日々だと思いますが、食生活や健康管理で気をつけていることはありますか?
好きなものを好きなだけ食べる(笑)。おいしいものを食べることは好きなんですけど、それ以上に好きなことが多くて、ご飯を適当に済ませちゃうとか、食事の優先順位が低くなってしまうんですよね。これからはもうちょっと食事に気を使っていきたいなとも思っています。
――仕事のモチベーションを維持するためのご褒美メシは?
好きなとんかつ屋さんがあるので、本当にがんばったって思ったときは、自分へのご褒美として食べに行きます。
――ゲーム、漫画、アニメがお好きでプライベートはインドア派の高杉さん。家に籠っているときに作る得意料理があったら教えてください。
自炊はほぼしないですけど、鍋とパスタかな。パスタは、『ホメられたい僕の妄想ごはん』というドラマで料理をする役をやらせていただいたときに覚えたレシピで、「たらことイカの塩辛スパゲッティ」(注:ドラマのHPにレシピが公開されています)。それがすごくおいしくて、たまに中毒的に食べたくなって作ります。
年齢と心のギャップを埋めていきたい――来年は大河ドラマ『光る君へ』にもご出演されますし、ますます飛躍されると思います。今後、目指している俳優像があれば教えていただけますでしょうか?
年齢にあった役を気負わずにできるような、体と心で常にありいたいなと思っています。7月に27歳になったんですけど、自分の年齢と心のギャップっていうのが、いまだに追いついていないと感じるんですね。どの年齢になってもそうなのかもしれないですけど。でも、そのギャップが埋まるような積み重ねをしていけたらいいなとは思っています。
※高杉真宙さんのインタビューは、月刊誌『家の光』2023年10月号にも掲載されます。
http://www.ienohikari.net/press/hikari/