2023.12.10

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【シェフ三國の黄金レシピ】恩師から学んだ帝国ホテルの味「チキンピラフ」に挑戦!バター醤油とカレー香る逸品

有名な三國シェフはあの「オテル・ド・ミクニ」のオーナーシェフでしたが、今は新規オープンに向けて充電中。ですが、精力的に「家庭でできるプロの料理」をガンガンYouTubeに投稿しまくっています。気さくな丸顔のおじいちゃんで、わたしは大好きです。今日はシェフのYouTubeで気になった「チキンピラフ」を作ります。こちらは恩師である村上信夫料理長のスペシャリテということで、「二番弟子として作ります」と宣言していました。ちなみに一番弟子は、帝国ホテルの田中料理長だそうですよ。その料理を惜しげもなく披露してくれるというので、さっそく作ってみました!

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三國シェフのYouTubeチャンネル『オテル・ドゥ・ミクニ』の登録者数は47万人。 

三國シェフと言えば、テレビでもお馴染みの超有名フランス料理シェフ。
惜しまれつつ2022年12月28日に閉店したオテル・ドゥ・ミクニのシェフです。
現在は次のステージを目指して準備中ですが、YouTube動画では変わらぬ料理の腕前を拝見することができます。
フランス料理界の重鎮が、自宅で作れる簡単レシピを紹介してくれるのはうれしいですね♪

三國シェフの「チキンピラフ(Riz pilaf au poulet)」の材料と作り方

【材料】2〜3人分
・鶏もも肉…200g
・マッシュルーム…8個
・白ワイン…45ml
・しょうゆ…小さじ2
・塩…適量
・こしょう…適量
・カレー粉…大さじ1
・オリーブオイル…大さじ1
・バター(無塩)…20g



[バターライス]
・米…1合
・水…1カップ(200ml)
・バター(無塩)…15g



・鶏肉は一口大に切って、塩、こしょうで軽く下味をつけておきます。
・マッシュルームは縦半分に切っておきます。

【作り方】※調理時間:15分+炊飯時間
1.  炊飯器に米、水、バターを入れ、バターライスを炊きます。


※粘り気が出るので、米は洗わずにそのまま入れます。

2.  フライパンにオリーブオイルを入れて強火にかけ、鶏肉を皮目から焼きます。


※食感がよくなるので、皮はできるだけカリカリに焼きましょう。

3.  皮に焼き目がついたら、裏返して肉全体に火を通します。



4.  カレー粉とマッシュルームを加えて、全体をムラなく混ぜながらよく炒めます。



5.  白ワインを加えて、アルコールを飛ばしながら混ぜます。



6.  水分が無くなったら1の炊き上がったバターライスを加えて、全体を混ぜながら炒めます。


※シリコンベラで米を切るようにすると、米がつぶれずによく混ざります。

7.  バターを入れて、全体に行き渡るように溶かしながら混ぜます。



8.  しょうゆをフライパンの端から回し入れ、火を止めてよく混ぜたら盛り付けて出来上がりです。



西洋料理では米を洗わずに使うことが多く、この料理も粘り気が出るのを抑えるために洗っていません。今の米は精米技術も進んで洗わなくても安心して使うことができますし、パラパラに仕上がります。バターライスというと米をバターで炒めることが多いですが、この作り方ならふっくらと仕上がり炊き込みご飯のような感じになります。なので、お弁当にもいいかもしれません。

カレー粉、白ワイン、バター、しょうゆと熱を加えると香り立つ材料をたくさん使っているため、作っている最中もいい香りが部屋中に広がります。色を見るとカレーが強いように思えますが、これが案外カレー味はうっすらで、しょうゆとバターとの相性が抜群です。カレーピラフではなく、チキンピラフと言う理由はここにあるのかもしれません。

食べてみると鶏肉の皮の食感がとてもよく、カリカリに焼く理由がよく分かりますし、具に全く野菜がなく鶏肉とマッシュルームだけなのに、それを感じさせないこの味と満足感は本当にすごいです。

帝国ホテルに限らず、ホテルでの食事は一般的にちょっと値が張ります。町中の食堂と比較すると割高に思えるかもしれませんが、雰囲気は別としてもその価値に見合うだけの技が盛り込まれています。今回の料理ならバターライスの作り方や鶏肉の皮を焼きすぎなくらいに焼くことなど、理由があって受け継がれている技法は大変参考になります。これが家庭で簡単に作れるのですから、三國シェフに感謝です。

本当においしく出来上がりますので、ぜひ作ってみてください!

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