管理栄養士のともゆみです。子どもの夏休みの自由研究のテーマってどんなものがあるのかなって調べていたら、ブロッコリーからDNAを取り出す実験を見つけました。え、DNAって取り出せるの?びっくりですよね。読んでみたら、自分でもできそうだったので(大人ですしね、わたし)、興味本位でやってみようかと。参考にしたのは、「Benesse」の公式ホームページ。他にトマトと玉ねぎのDNAも取り出してみます。【夏の自由研究】「そそぐと一瞬で凍る不思議なジュース」作ろう!その秘密は「過冷却」…って何だ何だ⁉Benesse「夏休みの自由研究かんたん解決ガイド」Benesseのホームページ内にある「教育情報」では子どもの学びに関するあらゆる情報が紹介されています。その中のひとつに「夏休みの自由研究かんたん解決ガイド」というサイトがあり、そこでは、200以上のテーマを専門家のアドバイス付きで掲載されています。自分にピッタリのテーマを見つけやすいように、質問に答えて診断できたり、学年やカテゴリー別で検索できて、探しやすいです。DNAを取り出す実験は中学生向けのテーマ群から見つけました。
「DNAを取り出す実験」に挑戦してみた!【用意するもの】ブロッコリー…1/2個
玉ねぎ…1/2個
トマト…1/2個
他に
エタノール、食器用洗剤、塩、水、キッチンばかり、すり鉢、茶こし、スプーン、コップなど。
※野菜はブロッコリーがおすすめだそうです。ベネッセのサイトではブロッコリーの他にいちごを使っていましたが、手に入らなかったので、身近な玉ねぎとトマトを使いました。
※エタノールは無水エタノールと消毒用エタノールがありますが、値段の安い消毒用エタノールを使用しました。
【実験方法】1. 野菜を切ります。ブロッコリーは茎は使わず、花芽(先のやわらかい部分)のみをそぐようにして切り落として刻みます。玉ねぎは皮をむいてみじん切りにします。トマトは皮をむいて細かく刻みます。それぞれラップに包んで冷凍します。エタノールも冷凍庫で冷やしておきます(エタノールは冷凍庫に入れても凍りません)。
2. 水95ml、塩5g、食器用洗剤小さじ1を混ぜます。これがDNAを抽出するための液(DNA抽出液)になります。
3. 一晩冷凍したブロッコリー10~15g分を麺棒や瓶の底などを使って手早く潰します。筆者はすり鉢を使って潰しました。
4. 3に
2のDNA抽出液を30ml加え、軽くなじませて10分ほど置いておきます。あまり混ぜるとDNAがうまく抽出できないと注意書きがしてあるので、寄せ集めた程度にしました。
5. 4を茶こし等で濾します。今回は網目の細かいザルで濾しました。
6. コップに
5を20ml入れ、エタノール50mlをスプーンでコップの側面からそっと入れます。
7. かきまぜず、しばらく置きます。うまくいけば、数分したら上側のエタノール層に白くもやのような糸状のDNAが浮かんでくるそうです。
5分ほど放置していると、うわぁ、すごい、出てきました。浮かんでる。これがDNAか!
もうちょっと寄ってみます。
出てきた白いものがブロッコリーのDNAの集まりだそうです。蜘蛛の巣のように白くて細い糸状です。これがDNAなんですね、すごーい。