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2021.11.08

住む

【飾るSDGs】100円でお花が買える「花つみ」とは⁉“規格外品”を救う取り組みで「フラワーロス」対策に

おうちに花を飾る…たったそれだけのことなのに、部屋の空気が穏やかになったり、家族の心がふわっと軽くなったり。おうち時間が長くなったからこそ、「花を飾る」を新たな習慣にしてみませんか? 今注目の取り組み、1本100円で生花を販売する「花つみ」なら手軽に始められますよ。バラでもチューリップでも種類を問わず1本100円! です。いったいどんな仕組みなのでしょうか。


コロナ禍で花の需要がアップ!みんな花を飾りたい


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在宅勤務や外出の控えを受けて、自宅で過ごす時間が格段と長くなったこの1年あまり。朝から晩まで自宅に居ると、家で過ごすことが好きな人にとっても苦痛になってきますよね。

特に心当たりがあるわけじゃないのに、なんだか気分が上がらない…なんてことにも。

そんなときに、そこにあるだけで部屋の雰囲気や、家族の気分をガラリと変えてくれるのが「花」なんです。実際、コロナ禍で花を飾ることを楽しむ人が増えてきているんですよ。かくいうわたしも、緊急事態宣言真っただ中の、おうち時間がたっぷり有り余るほどの頃は、花を飾ることでずいぶん救われた(ちょっと大げさ?)気がします。

なぜ1本100円という破格値なの?


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花を買ったことがある人はわかるとおもいますが、花は高い! 好きな花を数本選んだだけで1000円は軽く超えちゃうのがふつうです。ところが「花つみ」は1本100円。いったいどういう仕組みでこのような低価格を実現しているのか、とても気になりますよね。

低価格の理由は「花つみ」の花は規格外生花だから。規格外生花を“チャンスフラワー”と名付け、生花をもっと多くの人に手にとってもらい楽しんでもらいたいというコンセプトのもと始まった取り組みです。

規格外生花とは、茎が短すぎたり、長すぎたり、花のサイズが不揃いだったりで、商品としての規格から外れてしまう生花のこと。それらの生花は廃棄されてしまう運命にあります。チャンスフラワーは、そんな商品としての欠点を“個性”と捉えて活用するのです。

また、コロナ禍でさまざまなイベント開催が自粛となり、規格をクリアした花でも市場に流通する前に廃棄されるケースも多いようです。

「花つみ」は、そうした花を買い取ることで廃棄問題を解決し、花農家や販売店を支援して、買い手側には安価な花を楽しむ喜びを届けてくれます。なんか、うれしいじゃないですか! しかもコレ、SDGsの目標にも貢献します。花の生産から販売まで、無駄を出すことなく、継続できる循環モデルの実現を目指しているというわけです。

で、どこで買えるの?


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※ 写真はイメージです

1本100円なら毎週花を買って部屋に飾りたい! そう思いますよね。気になるのがどこで買えるのかということ。
ちょっとややこしいですが、「花つみ」は1本100円で花を販売する「イベントを実施する」取り組みです。

どういうことかというと、これを運営しているのは東京都港区の生花店「hanane」で、当然チャンスフラワーは同ショップで買うことができます。でもそれだけでなく、チャンスフラワーの考えに賛同した飲食店や洋服のセレクトショップ、美容サロン、BOOK OFF…といった商業施設や商店街など、ふだん花を扱わない業種の店頭でも販売しているのです。「花つみ」はイベント、というのはそういう意味です。

そうしたお店にとっては、集客アップや売り上げアップ、ブランディングに繋がる効果が期待できるので、まさにウィンウィンなイベントになっているといいます。実際「花つみ」を実施したら、商品の売り上げが2倍以上になったお店もあるのだとか。いやぁ、ホントによくできた仕組みなんですね!

「気軽に花を楽しむ」を始めましょっ♪

季節ごとに、手頃な価格でさまざまな花と出会える「花つみ」。

好きな花を1本から、自由に組み合わせて楽しめます。そして、気軽に環境への貢献ができます。

あなたの住んでいる街でも「花つみ」イベントが行われているかどうかは、ここをクリックしてチェックしてみてください。日常で気軽に花を飾る、楽しむ習慣がもっと広がるといいですね♪

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