「の」の字に巻かれた黄色い姿は、見た目も華やかで、食卓にあるだけで、お正月感をグッと高めてくれる「伊達巻き」。フワッとした食感と甘めの味付けで、わが子たちも大好きな一品です。手作りすれば材料費たったの90円ですが、焦げやすかったり、焼きムラができたりと、けっこうハードルがお高め…。そんな伊達巻きをきれいに作る裏ワザを紹介します。布巾の意外な活用法で、もう失敗とはサヨナラ! ですよ~。
【画像を見る】布巾1枚で⁉「伊達巻き」がきれいに作れる裏ワザ調味料の◯◯だけはケチらないで!材料卵…2個
はんぺん…大判1/4枚
砂糖・酒・みりん・油…各小さじ1
主な材料は、卵とはんぺん、たったの2つ!
調味料は、砂糖(きび砂糖)、酒、みりん(みりん風調味料)の3つ!
油は、生地を焼く時に使います。
材料費を計算すると…
卵(20円)、はんぺん(25円)、砂糖(5円)、酒(20円)、みりん(10円)、油(2.5円)
と、なんともお手頃価格。87.5円で以下の量が作れます!
年末は何かと出費が増え、おせちを作る頃には、本みりんを買えないことが多いのですが…
酒だけは、ぜったいにケチらないようにしてます!
料理酒ではなく、ぜひ、香りのよい、清酒を、お使いください!
わたしがよく使っているものは、地元・鹿児島の清酒。
そのまま飲んでもおいしいので、お正月用として、また自分へのご褒美として、年末に必ず購入しています。
大瓶の清酒となるとお値段が高くなりますが、小さいサイズのものだと数百円!
しかも、お正月で飲み切れる量! これなら手が出せます。
おせちを作りながら、チビチビ飲むのもいいですよ(笑)
伊達巻きに使えば、ふっくらとした卵の焼ける匂いが、一段と香り高く仕上がりますよ~。
決め手は濡れ布巾⁉失敗しらずの「伊達巻き」の作り方
さて、
作り方です! 調理時間は、10分!
この間は、気を緩めないように、集中!
まず、玉子焼き器に油を入れ、強火で加熱! 横には濡れ布巾を準備します。
濡れ布巾は、濡らしたキッチンペーパーでもOK。
ちなみに、わたしが使っている玉子焼き器は、18㎝×13㎝サイズで、近所のホームセンターにて700円弱で購入したもの。
玉子焼き器を熱している間に、卵、はんぺん、調味料の砂糖、酒、みりんをミキサーに入れ、攪拌します。
玉子焼き器は煙が出るくらいアツアツに熱し、濡れ布巾の上にのせ、ジューッとさせて、一度、フライパンを冷まします。
このひと手間で、玉子焼き器の温度が均一になり、安物のフライパンを使っても、焼きムラが少なくなるんです‼
そのあとは、火加減を中火にし、ミキサーにかけた卵液を流し入れ…
アルミホイルでふたをして、しばらく焼きます!
焼き上がるタイミングを逃さないよう、火の場を離れないでくださいね!
卵液が「ふわっと膨れ、甘い匂い」がしたら、片面が焼けたサイン!
ゴムベラを使って、そーっとひっくり返します!
ひっくり返す時に、若干失敗しても大丈夫! 巻けば、どうにかなります(笑)。
焼き色は、焦げる寸前までしっかりと付けたほうが、見た目がキレイですよ~。
もう片面を1分ほど焼き、中まで火が通ったら、巻きすの上にひっくり返し…
熱いうちに、巻きすでギュッと巻いて、所々を輪ゴムで止め、粗熱がとれるまで置きます。
粗熱がとれると形が整うので、切って、器に盛り付けます。
お重に詰める時は、正面から見て「の」の字になるようにしてくださいね~。
冷凍保存で便利!クリスマスにも?
大判サイズのはんぺん1枚で、伊達巻きが4本作れる、節約レシピ。
おせち用はちょっとでOKなので、わたしは、まとめて作って、残りをラップに包んでジッパー付き保存袋に入れて、冷凍しています。
冷凍しておけば、年明けのお弁当に大活躍。2週間ほどで食べ切るようにしています。
冷凍のままお弁当に入れておけば、自然解凍で、食べる頃にはちょうどいい感じに。
また、おせち作りの前に練習がてら?クリスマスの料理として、ツリー状に盛り付けるのもかわいい!
たとえひっくり返す時に、失敗してグチャッとなったとしても、試食として、そのまま食べれば大丈夫!
わが子たちは、巻きすで巻かずに、アツアツをそのまま切って食べるのもお気に入りです。
材料をミキサーで攪拌して焼くだけなので、わが子たちは、おやつ感覚で、よく自分で作って、食べています。
日本の伝統文化・おせちを、さりげなくわが子へ伝授…
ほんとうに簡単に作れるので、おせち作り初心者さんにもオススメ! ぜひ、このお正月にトライしてみてくださいね。