にんじんを切ったり、すりおろしたりするときに困るのが、まな板やおろし器が“にんじん色”に染まること。色が着いてもいいように、牛乳パックを開いてまな板代わりにするのは手間だし、色素汚れを落とすのに漂白剤を使うのもチト面倒…。食器洗い洗剤で落ちなければそこで諦めていましたが、NHKの番組『あさイチ』で超簡単な解決法を紹介していました♪あるもので簡単に落ちるというのですが…。
【洗い物の裏ワザ】「おろしがね」を洗うときのイライラ解消!用意するのはキッチンにある“アレ”だけ
にんじんの色素を落とすのは「酢」と「サラダ油」どっち?ここに、にんじんを調理して色素が着いてしまったスライサーがあります。
この色素汚れを簡単に落としてくれるのは、「酢」と「サラダ油」のどちらでしょう?
(ちょっとthinking time♪)
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正解は…
「サラダ油」でした!
掃除の裏ワザとして、水あか汚れや油汚れを落とすのにお酢が使われるイメージがあるので、お酢かなと思いきや。
なんと、「サラダ油」だったんですね。
ベタベタするし、どちらかというと“汚れになる”サラダ油が、“汚れを落とす”ことに有効だなんて意外でした。
番組内でこの方法を伝授していたのは、東京の合羽橋にある料理道具店「飯田屋」の6代目飯田結太さん。
にんじんに含まれるβカロテンはサラダ油に溶けやすいため、サラダ油をなじませると色素が浮き上がり、汚れが落ちやすくなるそうです。にんじんだけでなく、かぼちゃやトマトなどβカロテンを多く含む緑黄色野菜には同じく有効だとか。
ちなみに番組によればスライサーのパッケージにも、“にんじんの色素はサラダ油で落ちやすい”と書かれているそうです。知らなかった…。
パッケージの注意書きは読まずに捨ててしまうことを少し反省しました。
野菜の色素を落とす洗い方~わずか2ステップ!
洗い方は超簡単!用意するものはサラダ油とスポンジだけ!
まずは、サラダ油をつけたスポンジで軽くこすって汚れを落とします。
ただこするだけですが、スライサーに染みこんだ色素が浮いてくるのがわかります!
続いて、仕上げに食器用洗剤で洗って終了です。簡単!
さて、スライサーの色素汚れはどうなっているでしょう?
【before】
この色素汚れをサラダ油で洗った結果…。
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【after】おっ! きれい!
しっかり“にんじん色”が落ちました。難易度を上げるべくスライサーに色素が染み込むよう1時間ほど置き、それから洗いましたが、ちゃんと落ちていてびっくり♪
続いて、プラスチック製のまな板はどうでしょう?
【before】
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サラダ油がにんじんの色素を浮き上がらせて…
食器用洗剤で洗い流せば…
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【after】輝くような白さになりました!
そして最後に試したかった、わが家の“大物”!
スライサーもまな板もプラスチック製でしたが、これは陶器のしょうがおろし器。しょうがをおろすのはもちろん、にんじんドレッシングにハマっていたとき、にんじんをおろすのによく使っていました。それ以来ずっと色素がこびりついた状態ですが…。
【before】この“色素まみれ”のしょうがおろし器が…
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【after】じゃ~ん! どうでしょう!?
真ん中の“おろす部分”以外は真っ白になりました!
汚れがかなり定着していたので、サラダ油をつけて1時間ほど置いた後、スポンジで洗いました。軽くではなく、ゴシゴシと…。5分くらいでここまで落ちました! おろす部分は今回は洗わなかったので、次回はサラダ油とブラシで挑戦してみようと思っています。でもこれだけ落ちれば、わたし的には大満足♪
道具としてはまだ使えるのに色素汚れが落ちないからと買い替えていた人も、まずは、この方法を試してみることをおすすめします。また、小さいお子さんの使う食器についた色素汚れにも、サラダ油なら安心ですよね。お試しあれ♪
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