2022.12.28

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【インドア農ライフ】リビングできのこ狩り⁉絶対失敗しない「ランチバッグでキノコ栽培」に挑戦!【菌床セット編】

1年を通して手に入るキノコ。いろんな種類をたくさん食べたいな~ということで、実はわたし、自家栽培にチャレンジします!難しくないの⁉ なんて声が聞こえてきそうですが、意外にそうでもないらしく、自宅のリビングやキッチンで手軽に始められるんですって♪ しかも、100均で手に入る可愛いランチバッグを使うんです。NHKの番組『あさイチ』で栽培方法を詳しく紹介していました。というわけで、さっそくキノコの菌床を買ってきましたよ~♪

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あら、こんなところにランチバッグ…??

テーブルに置かれたこのバッグ、なにが入っていると思いますか?
2人分のランチと、デパートや旅先で買った冷凍食品を出しっぱなしにしているとか…?
いえいえ、違います!
じつはわたし、このランチバッグの中で…!!



キノコを栽培しているのです!
くまちゃんバッグでキクラゲ、チェックのバッグでブラウンマッシュルーム、アルミの保冷袋ではヒラタケを栽培中。




こちらはブラウンマッシュルームを栽培しているところ。

下の画像は、ランチバッグに水を与えるの図。




この画期的な栽培方法は、NHKの朝の情報番組『あさイチ』で紹介されていたもの。
園芸家・深町貴子さんによると、キノコ栽培のポイントは「温度」「湿度」「酸素」!ランチバッグを使ったキノコ栽培は、すべてのポイントを満たせるのだそうです。
ランチバッグだったら100円ショップでも売られているし、雑誌の付録になっていることもありますよね。家に溜まりがちなアイテムを活用できて一石二鳥です。

ランチバッグを使ったキノコ栽培の始め方

では、番組で紹介されていた手順にそって作業を進めます。
まずは、市販のキノコ栽培セットとランチバッグ、温度計を用意します。
わたしは通信販売でキノコ栽培セットを購入しました。栽培キットをお求めの方は、通信販売か、園芸店・雑貨店などで探してみてくださいね。

↓『あさイチ』でおすすめされていたのは「ヒラタケ」。海外では「オイスターマッシュルーム」と呼ばれているそうです。おいしそう~。


左:もりのひらたけ農園(1700円)
右上:おうちで育てるキノコ栽培セット キクラゲ(1400円)
右下:おうちで育てるキノコ栽培セット ブラウンマッシュルーム(1400円)

どの栽培キットにも、菌床と赤玉土、説明書が入っていました。
キノコの種類ごとに栽培方法が異なるため、説明書は捨てずに保管しておいてくださいね!
事前準備や日々のお手入れは、各キットの説明書を元に行います。
番組で紹介されていたのは各手順のポイント(コツ)であり、すべてのキノコがこの手順を踏むわけではないためご注意ください。

1.(ヒラタケ・キクラゲ・マッシュルーム共通)
キノコ栽培セットを開封し、菌床の3㎝上くらいで袋を切ります。



2.(ヒラタケとマッシュルーム)
菌床の上の部分を1㎝ほどほぐします。この作業を「菌かき」というのだそう。キクラゲの説明書にはとくに記載がなかったため飛ばします。
菌床はポロポロしていて手での菌かきは難しいため、スプーンなどを用意してくださいね。わたしはコンビニでもらったプラスチックスプーン(未使用)を使ってみました。菌かき後、ほぐしたものと一緒に捨てられておすすめです。





上の画像が、菌かきをしたところ。菌床の上の部分を1cmほど、スプーンでほぐしていきます。
右の小さなビニールに入っているのが、ほぐした部分。とくに後ほど活用する場面はないため、これは捨てます。散らかりやすいので、ビニール袋などの用意をおすすめします!


3.(ヒラタケ)
菌床に冷水をそそぎます。水量の目安は、菌床の上1㎝に溜まる程度。このまま2~3時間放置します。
冷水を使うとキノコへの刺激になるのだそう。あいにく冷蔵庫で水を冷やしていなかったため、水道水に氷をたっぷり入れて使用してみました。





(キクラゲとマッシュルーム)
赤玉土がしっとりするくらい冷水を染み込ませます。十分湿ったら、赤玉土をつぶさないように注意して菌床にかぶせます。
このとき、菌床と袋の間に赤玉土が入らないように気を付けて!わたしは入りました。そして間に入った土は栽培中に緑色にカビてしまったので、衛生面からおすすめできません…。
キクラゲとマッシュルームの作業は、これでおしまい。手順4は飛ばして手順5に進みます。



4.(ヒラタケ)
菌床の中央部分に穴を開けます。菌床をゴリゴリ削るのが不安で、わたしは深さ2~3cm程度にしてみました。
キクラゲ同様、湿らせた赤玉土を菌床全体に載せます。



5.(ヒラタケ・キクラゲ・マッシュルーム共通)
菌床と温度計をランチバッグに入れます。これで栽培準備は完了です。
ちなみに下の画像に写っている温度計、薄くてとっても便利なんです!水槽関連のお店で、2枚600円程度で購入しました。内側にテープで貼り付けています。

ヒラタケは2~3週間、キクラゲは10~14日、マッシュルームは14~20日で生えてくるそうです。
1日1~2回ほど霧吹きで水をかけ、乾燥しないよう注意します。日中はランチバッグの口をやや開けて明かりを確保しつつも、直射日光を当てないことが重要です。



ランチバッグでキノコ栽培のコツ

こちらの栽培方法は、管理にもコツがあります。
それは、キノコ栽培のポイントの1つである「温度」。昼夜の寒暖の差が大切なのだそうです。
そこで、夜になったらランチバッグにこれを入れます。



保冷剤です。
適量がわからないため、1日目はランチバッグ1つに保冷剤1つを入れてみました。



ただ、10月末から栽培を始めたため、日中の気温もだんだんと下がり気味。2日目以降は家にある保冷剤をフル活用して、4つずつ入れました。
冷凍庫の隅で眠っていたたくさんの保冷剤、捨てなくてよかった~。
夜間も日中と同じく、ランチバッグの口を少しだけ開けておいてくださいね!キノコも呼吸をしているそうです。

ヒラタケの栽培期間は、栽培温度10~18℃を確保できる時期。キクラゲは18~28℃、マッシュルームは20~25℃です。
気温が高すぎても低すぎても育たないのだそう。冬場は気温が心配ですが、暖房を使用しているご家庭は冬場でも栽培できるかと思います。
また、小さなお子さんがいる家庭は要注意!
ランチバッグを振り回さないこと、このままでは食べられないことをしっかり説明してくださいね。
わたしは3歳の子どもに「このおカバンなに~」と振り回されました(無事でした)。理解してからは、親子で毎日観察しています。

実はこの記事を書いている現在、1回目の収穫は完了しました。
ランチバッグのキノコたちがどのように成長したのか、次回はキノコ成長記をお届けします!

最後に…。

余談ですが、実は最初、下の画像の大きさのバッグを使用していたんです。
でも、大きいぶん温度管理が大変で、明かりが届かないせいか成長も遅れ気味…。
ランチバッグは大きすぎないものを用意してくださいね!



※記事内で紹介した商品は掲載当時の情報であるため、在庫状況、価格などが異なる場合がございます。

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