2023.03.04

食べる

【農家レストラン発】レモンは搾るより「豚肉を包む」が正解!?人気メニュー「トンだレモン」は酸味程よき♡

レモンってお肉との相性抜群ですよね♡ギュッと搾って唐揚げやステーキにかけるのが定番ですが…瀬戸内海に浮かぶ岩城島にあるレモン料理専門の農家レストランでは、豚肉をレモンで包んだメニューが人気だそう。その名も「トンだレモン」!名前のインパクト大ですが、いったいどんなお味なのか?これは作って確かめよっと♪

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レシピを教えてくれたのは愛媛県上島町の西村孝子さん(中央)。西村さんは、レモン栽培の傍ら「レモン懐石」が名物の農家レストランを営んでいるんです!



「今回お教えする『トンだレモン』は、豚薄切り肉をレモンで包むレシピです。お肉と一緒にレモンの爽やかな風味が楽しめますよ。お店のレモン懐石でも出しているメニューです」(西村さん)

お肉をレモンで包むとはわたしの発想にはなかった…! 期待が高まります♪

レモンと豚肉の最強マリアージュ「トンだレモン」



材料(4人分)
豚薄切り肉…8枚
国産レモンの薄切り…1個(薄切り8枚分)
にんじん…適量(ピーラーで剥いて4枚分)
大根…適量(ピーラーで剥いて4枚分)
ゴマだれ…適量

作り方
1.レモンは2~3mmの厚さに8枚切る。にんじんと大根は、ピーラーで細長くそれぞれ4枚分ずつ剥く。



「レモンで豚肉を包むので、レモンは薄く切るのがコツです。にんじんと大根はピーラーで剥くことで、歯ざわりが良くなります」(西村さん)





2.鍋に水(分量外)を入れて沸騰させ、豚肉をゆがく。





3.2を1枚ずつ取り、にんじんまたは大根で巻く。さらにレモンで包んで楊枝で留める。





完成しました~!見た目が可愛すぎる♡レモンのイエローカラーってお皿が華やかになっていいですよね。



ゴマだれをつけていただきます!…おお~酸味がきつくないのが想定外!

レモンの爽やかな風味が口いっぱいに広がります。果汁の程よい酸味が豚肉の旨味を引き出してくれて最高!すぐにもう1つ…と手が伸びてしまいました(笑)。



ゴマだれとレモンって相性いいんですね!組み合わせることが全く頭になかったので新鮮な体験でした♪

「お店では特製の中華だれで出していますが、ご家庭で食べるなら市販のゴマだれが使いやすいと思います」と西村さん。



ピーラーで薄く剥いた、にんじんと大根の食感もいいアクセントになってます。

今回はお肉を豚バラにしたので、結構脂が多いかな…と心配だったのですが、レモンとの相乗効果で後味もさっぱり。
見た目も可愛いので、オードブルにもなりそうですよね♪



皮まで安心して食べられるのは、防腐剤やワックスを使わない国産レモンならでは!ぜひ国産レモンの味を、お試しくださいね♡

岩城島のレモンを食べて育つ「レモンポーク」も評判!



西村さんのお店のある岩城島は、「青いレモンの島」と呼ばれるほど、レモン栽培が盛んな島。秋~年内にかけて青い状態で収穫したレモンを、全国に先駆けてブランド化した地域なんです。

レモンは黄色のイメージが強いですが、そもそもは緑色の状態で熟し、日が経つと黄色く色付いてくるんだとか。岩城島では、年明けになると、黄色いレモンの出荷が始まるそう。

そんな島のレモンを活用した人気のグルメもあるとか。



「レモンポークっていうブランド豚が人気なんです。レモンを果汁に加工する過程で出た搾りかすを食べて育つんですよ。脂に甘味があり、しゃぶしゃぶにするとおいしいんです!今回のレシピにもぴったりですね」(西村さん)



養豚場で出たフンは堆肥として、レモン栽培に利用されるそうで、農家・加工品・養豚と島内で良い循環サイクルができてるんですね◎

岩城島にはレモンポークを食べられるお店があり、観光を楽しんだ後のグルメにもぴったり。美しい海をバックに、島で育ったレモンポークを味わうなんて…想像しただけで贅沢な時間です♪



岩城島のレモンやレモンポークが食べられるお店については、上島町のサイトをチェック。西村さんが営む農家レストラン「でべそおばちゃんの店」についても詳しく載ってます♪
https://www.kamijima.info/iwagijima/

農家レストラン
でべそおばちゃんの店

西村孝子さん

愛媛県北東部の岩城島で、防腐剤やワックス不使用のレモンを生産。2006年からは自宅をレストランとして開放し、自身で育てた無農薬レモンをふんだんに使った「レモン懐石」を提供。「レストランを続けているのは『人もうけ』がしたいから。人との繋がりが嬉しいんです」との言葉どおり、温かな接客も人気を呼んでいる。レストランは完全予約制なので、利用日の5日前までに連絡を(利用は4名~)。

営業時間:11:00~14:00(7~9月は休業)
電話:0897‐75‐2843
ホームページ(上島町公式観光総合サイト):https://www.kamijima.info/eat/debeso/

レシピ写真/大村夏子 写真提供/上島町観光協会 取材協力/JAおちいまばり 

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