2023.04.22

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【小豆島発】おもてなし料理「かきまぜ」作ってみた!煮物をご飯に混ぜるだけ♪旨味が押し寄せる~【農家直伝】

みなさん、お客さんが来たときに振る舞う定番の一品ってありますか? 香川県の小豆島には、「かきまぜ」という伝統のおもてなし料理があり、集落の寄り合いなどで集まった際に振る舞われるそうです。今回、小豆島の農家に、このかきまぜのレシピを教わったので興味津々で作ってみます!春だし、彩り豊かに具材も多めで、にぎにぎしくクッキングスタートです♪

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小豆島に伝わる「かきまぜ」は、「おまぜ」とも呼ばれる、いわゆる混ぜご飯です。収穫の手伝いのお礼や、親族や集落の集会時など、ハレの日に振る舞う料理でした。

旬の具材を合わせて濃い目に味を付け、炊きたてご飯に混ぜるだけで仕上がるので、多忙な農家の女性に重宝されたとか。

現在も、小豆島を中心に家庭料理として伝わっていて、給食のメニューとしても人気だそうですよ。

野菜たっぷりで超ぜいたく~!「かきまぜ」



材料(4人分)
ご飯…3合分
ごぼう…1/3本(約50g)
こんにゃく…1/2枚
にんじん…1/3本(約50g)
油揚げ…1/2枚
干ししいたけ(水で戻しておく)…小3個
ちくわ…1と1/2本
いんげん…3本
鶏ひき肉…300g
干ししいたけの戻し汁…大さじ2

[A]
しょうゆ…大さじ1と1/2
酒…大さじ4
みりん…少々
塩…小さじ1/2

作り方
1. ごぼうはささがきにし、5~10分水にさらしてアクを抜く。



2. こんにゃくは水洗いして、さっと湯に通してアクを抜き、短冊切りにする。



3. にんじんと油揚げは短冊切りに、干ししいたけとちくわは薄切りにする。



4. いんげんはさっと茹でて斜め薄切りにする。



5. 厚手の鍋に、鶏ひき肉と干ししいたけの戻し汁を入れて煮る。





肉が白っぽくなったら火を止めます。

6. 513の具(ごぼう、こんにゃく、にんじん、油揚げ、干ししいたけ、ちくわ)を入れ、[A]を加えて30分ほど煮る。





7. 味が染みたら、4のいんげんを入れ、弱火で10分ほど煮含める。





いんげんは彩りを保つために、煮込みすぎには注意して!

8. ご飯に7を加え、よく混ぜたら器に盛る。



おいしそうに仕上がってきた~♪
ここでのポイントは、煮汁もご飯にふりかけること!味を染み渡らせましょう。





器に盛りました!おお~、ご飯より多いんじゃないかと思うほど具がたっぷり!
彩り豊かでたまりません♡これは春の食卓にぴったりですね。





ではさっそく試食!
モグモグ…とっても優しい味つけ♡もちろん、淡白というわけではありません!

とにかく、いろんな風味が一気に訪れるんです。しいたけと油揚げに含まれた甘い出汁がジュワっと出たかと思うと、こんにゃくといんげん、ごぼうの小気味よい食感がコリコリ、鶏ひき肉とちくわからはコクが、滋味豊かな根菜の風味がベースに感じられます。

一口一口味わい、気づいたらお椀は空っぽに!あ~お腹いっぱい♪
野菜をたっぷりとれて、彩りも楽しめて、とてもぜいたくな晩ご飯になりました~。

ちなみにこの混ぜご飯、冷めてもおいしさそのままでしたよ。お弁当にも超おすすめ!「かきまぜ(おまぜ)」をみなさんもぜひ、作ってみてくださいね。

今回のレシピは、JA香川県 内海地域女性部のみなさんにご提供いただきました。
詳しくは下記レシピブックをご覧ください!
★JA香川県 女性部「伝えよう 繋げよう かあちゃんの味」
https://www.kw-ja.or.jp/wp-content/themes/main/images/recipe/woman/kachannoaji-min.pdf

「かきまぜ」の由来については、農林水産省「うちの郷土料理」(URL下記)を参照しました。
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kakimaze_kagawa.html

レシピ提供/JA香川県 内海地域女性部

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