2021.08.27

食べる

【夏に食べたい!栄養満点レシピ】茹でて混ぜるだけだから簡単!モロヘイヤとオクラのネバネバあえ

オクラとモロヘイヤはどちらもアフリカ原産で、かのクレオパトラも食べていたとか? 太陽の光をいっぱい吸い込んだ深い緑色をしていて、切れば切るほど粘りけが出てくる野菜として有名です。野菜のプロである「食育ソムリエ」に、このネバネバを活かした簡単レシピを教えてもらいました。


写真/津田雅人

ネバネバの正体は食物繊維!

モロヘイヤとオクラに含まれるネバネバ成分は、水溶性食物繊維の一種で、食べ物の消化吸収を助け、胃の粘膜を保護し、腸内環境を整えるすごいパワーがあるそうです。


写真/津田雅人

栄養面もさることながら、ツツーっと糸をひく独特の粘りとトロトロののどごしは、食欲をそそること間違いなし!

そんなネバネバを活用した簡単レシピを作ってみましょう。

モロヘイヤとオクラのネバネバあえ   


写真/津田雅人

材料(4人分)
オクラ…1袋(6本)
モロヘイヤ…1袋(120g)
めんつゆ…大さじ1
削り節・おろししょうが・白すりごま…各適量


写真/津田雅人

作り方
1.オクラは塩(分量外)で板ずりをしてさっとゆでヘタを除き、冷水にとってザルにあげ、キッチンペーパーで水けをとる。


写真/津田雅人

板ずりすることで、表面の産毛がとれて、口あたりが良くなるほか、鮮やかな緑色に仕上がります。


写真/津田雅人

2.モロヘイヤは葉を摘み取り、30秒ほどさっとゆで、冷水にとってザルにあげ、水けをギュッとしぼる。


写真/津田雅人

さっとゆでて冷水にとることで、色鮮やかになり、火が通りすぎるのも防げますよ。


写真/津田雅人

また、水分をしっかり除くことで、調味料の味のなじみが良くなり、調味料を使用する量も少なくてすみます。

3.モロヘイヤとオクラを粗みじんにザクザクと切る。


写真/津田雅人

刻んでいくとだんだんネバネバしてきました。


写真/津田雅人

4.めんつゆ、削り節、おろししょうが、白すりごまであえる。


写真/津田雅人

これで完成。茹でて刻んで、混ぜるだけ。簡単です!


写真/津田雅人

暑くて食欲のないときって、ついつい、そうめんだけ、冷やしうどんだけなんて麺類だけですませがちですが、このネバトロあえを添えるだけで、ビタミンやミネラルの補給になります。夏バテや熱中症の予防にもなりそう。


写真/津田雅人

これとご飯さえあれば、栄養バランスのとれたひと献立になりますね。削り節やしょうが、ごまなどの薬味はお好みでOKです。

今回、ネバネバ野菜の簡単レシピを教えてくれたのは、埼玉県川越市にある直売所「あぐれっしゅ川越」で食育ソムリエとして活躍する小谷野路子さん。産直野菜を使ったおいしいメニューをたくさん紹介しています。



「ネバネバあえには暑い夏を支えてくれる栄養価がたくさん入っています。同じネバトロ仲間の長いもや納豆を加えるのもおすすめですよ」(小谷野さん)

「あぐれっしゅ川越」には現在4人の食育ソムリエが交替で勤務しています。野菜の特徴から選び方、保存法、おいしい料理のレシピまで、何でも答えてくれますよ。

小谷野さんたちに会える「あぐれっしゅ川越」の情報はこちら

あぐれっしゅ川越

小谷野路子さん

埼玉県川越市で、JAいるま野が運営している「あぐれっしゅ川越」で食育ソムリエを担当。あぐれっしゅ川越オープン当時からのスタッフで、食育ソムリエ歴は10年以上のベテラン。同じ食育ソムリエのスタッフといっしょに考案したレシピはこれまでに100種以上にのぼる。「レシピを考えるときに気をつけているのは、簡単なこと、おいしいこと、そしてレシピをパッと見るだけで味がわかること。直売所では、それぞれの野菜売り場にレシピをつけて紹介しているので、お客様がそれを見て、あ、これ作りたいなと思ってその野菜を買ってくれるというのが理想です」
あぐれっしゅ川越ホームページはhttps://www.ja-irumano.or.jp/market/kawagoe.html

写真/松木雄一 取材協力/JAいるま野

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