2021.09.01

食べる

【苦くないゴーヤのレシピ】 直売所に聞いた!サクッとおいしいゴーヤの竜田揚げ&簡単つくだ煮

沖縄を代表する野菜として、日本全国津々浦々に広まったゴーヤ。いがいがの形、独特の苦みに、最初はびっくりしたものの、今では夏の食卓でおなじみの野菜になりました。そんなゴーヤのおすすめレシピは定番のゴーヤチャンプルーだけじゃありません。実は揚げても漬けてもおいしいんです!今回はゴーヤの新しい食べ方、竜田揚げとつくだ煮の作り方を紹介します。


写真/津田雅人

ゴーヤ1本にはレモン3個分のビタミンCが入ってる!

ゴーヤは、ニガウリとも呼ばれるように、苦みが特長です。

苦み成分は皮の部分に含まれていて、ワタには苦みがありません。


写真/菊地菫

苦み以外のゴーヤの魅力は、なんといってもビタミンCの多さ。ビタミンCの代名詞ともいえるレモンの3個分もの含有量と聞くと、これは食べなくては! と思いますよね。

ビタミンCだけでなく鉄分も多いので、女性にはうれしい夏野菜です。

まずは竜田揚げを作ってみましょう。

ゴーヤの竜田揚げ     


写真/津田雅人

材料(4人分)
ゴーヤ…1本(250g)
しょうゆ…大さじ2~3
酒…大さじ2~3
おろししょうが…小さじ1
片栗粉…適量


写真/津田雅人

作り方
1.ゴーヤは縦半分に切って、ワタをとり、1~2cm厚さに切る。


写真/津田雅人

2.ポリ袋にしょうゆ、酒、おろししょうが入れてよく混ぜ、そこにゴーヤを30分漬ける。


写真/津田雅人

袋を使用した方が調味料が少なくすみます。

3.全体に片栗粉をまぶして、170℃に熱した油(分量外)で揚げる。


写真/津田雅人

4.2~3分して、衣がカリっとなったらできあがり。


写真/津田雅人

しょうがじょうゆで漬けこんでから揚げるので、苦みはほんのり残る程度。ホクホクしたゴーヤの食感も楽しめます。


写真/津田雅人

片栗粉で揚げるから衣はカリッ、中はジューシー。竜田揚げってなんでこんなに惹かれるんでしょう。ご飯に合うからかな。噛めば噛むほどジュワっと広がる漬けダレの風味がたまりません。

続いてつくだ煮。ゴーヤのつくだ煮なんて新鮮です。

ゴーヤのつくだ煮     


写真/菊地菫

材料(4人分)
ゴーヤ…1本
めんつゆ(2倍濃縮)・調味酢…各大さじ3
ごま油…適量 


写真/菊地菫

作り方
1.ゴーヤは縦半分に切って、ワタをとり、お好みの厚さに切る(苦みが苦手な人は0.5㎝がおすすめ)。


写真/津田雅人

2.沸騰したお湯でさっと茹でる。


写真/あたらしい日日編集部

3.
ポリ袋にめんつゆ、調味酢を入れて混ぜ、ごま油をひと回し入れてひと晩漬ける。


写真/菊地菫

サッと茹でた後、酢につけることで苦みがマイルドに。ゴーヤの厚みはお好みで。


写真/菊地菫

辛いのが好きな人は唐辛子も加えて漬けこむか、食べるときに七味をふってもおいしいです。

今回レシピを教えてくれたのは、埼玉県川越市にある直売所「あぐれっしゅ川越」で食育ソムリエとして活躍する須永和子さんと小野弘子さん。定番野菜を使った新しいメニューや地場野菜に似合う提案メニューなどをたくさん紹介しています。

ゴーヤの竜田揚げを考案したのは小野さんです。



「ほんの少し感じるゴーヤの苦みと漬けダレがいい味出しているでしょう。揚げたてを食べると夏バテも吹き飛ぶおいしさですよ」と小野さん。

ゴーヤのつくだ煮を考案したのは須永さん。



「今回紹介するレシピは、揚げたり酢につけたりすることで、苦みがマイルドになります。ゴーヤチャンプル―よりゴーヤ初心者向きかもしれませんね」(須永さん)

「あぐれっしゅ川越」には現在4人の食育ソムリエが交替で勤務しています。野菜の特徴から選び方、保存法、おいしい料理のレシピまで、何でも答えてくれますよ。

小野さん、須永さんたちに会える「あぐれっしゅ川越」の情報はこちら

あぐれっしゅ川越

小野弘子さん

もともとは「あぐれっしゅ川越」の常連客。野菜好きだった小野さんは、定番の野菜から見たこともないような珍しい野菜まで、たくさんの野菜が並べられている「あぐれっしゅ川越」のファンに。スタッフを募集していることを知り応募、採用されたところ、食育ソムリエという資格があることも知り、勉強を始めたそう。「毎日たくさんの野菜に囲まれて仕事ができて、しかも野菜についてのいろいろな知識が得られるなんて最高ですよね。今は毎日がとても充実しています」

あぐれっしゅ川越

須永和子さん

埼玉県川越市で、JAいるま野が運営している「あぐれっしゅ川越」で食育ソムリエを担当。あぐれっしゅ川越オープン当時からのスタッフで、食育ソムリエ歴も10年以上。「昔からとにかく野菜が大好きで、いろいろな野菜に興味があったんです。前の仕事をやめた時期に、ちょうど食育ソムリエという資格を知って、私にぴったりだと思って勉強しました」と須永さん。

写真/松木雄一 取材協力/JAいるま野

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