2024.06.28

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【そうめん発祥の三輪素麺】老舗の6代目直伝!いまさら人に聞けない「茹で方」「締め方」「保存法」とは⁉

暑くなると食べたくなるのが、そうめん。冷たくて繊細なのど越しの麺が暑い日にぴったりですよね。すぐに茹でられるのも魅力的。簡単に作れるそうめんですが、実はおいしく作るコツがたくさんあるそう。それを教えてくれていたのは、そうめん発祥の地・奈良県桜井市にある三輪山勝製麺の6代目麺職人・山下勝山さんです。いよいよ到来のそうめんシーズンを前に、さっそく試してみることに♪

【いまさら人に聞けない】そうめんの「基本のレシピ」とは⁉リュウジさん流「世界一おいしい食べ方」を実践♪

そうめんの格上げ裏ワザを教えていたのは三輪山勝製麺の麺職人・山下勝山さん


おいしいそうめんの裏ワザを伝授していたのは、三輪山勝製麺の6代目麺職人の山下勝山さん。昨年8月17日放送の『ソレダメ!~あなたの常識は非常識⁉~』に登場し、披露していましたよ。

ちなみに山下さん、日本食糧新聞公式X(旧Twitter)でも紹介されていますね。

それもそのはず、山下さんが作る手延べ麺は、2008年の洞爺湖サミットの晩餐会で各国首脳にふるまわれたほどの逸品!高い評価を受けている、スゴ腕の麺職人さんなんです。

ところで、三輪勝山製麺がある奈良県桜井市は、そうめん発祥の地と言われています。約1200年前、三輪山の霊水と飢餓や疫病に苦しむ民の救済のために撒いた小麦で、手延べそうめんを作ったのが始まりとされているんですって。

三輪そうめんはお伊勢参りの途中で訪れた人々に愛され、手延べ製法が兵庫県の播州地方、小豆島、島原へと伝わり…現在のそうめんの名産地に広く手延べ製法が根付いたそうですよ。

山下勝山さん直伝!そうめんの格上げ裏ワザはこの4つ

スゴ腕麺職人の山下勝山さんが『ソレダメ!~あなたの常識は非常識⁉~』で披露していた、そうめんの格上げ裏ワザを紹介します。

【そうめんの格上げ裏ワザ① 保存方法】
そうめんの保存場所は冷蔵庫の野菜室!




山下さんによると、そうめんの一番の大敵は湿気。そのため湿気が少ない冷蔵庫の野菜室が保存場所に最適なのだとか。さらに開封したそうめんはジッパー付き保存袋に入れ、空気に触れないよう密閉するのも忘れずに!とのこと。

湿気対策をしっかりとしたそうめんは、風味やコシが守られて、味の劣化を防げます。

【そうめんの格上げ裏ワザ② 茹で方】
梅干し1粒と一緒にそうめんを茹でる!



そうめんにしっかりとコシを出し、おいしく茹でる方法として山下さんがおすすめしていたのが、梅干し入りのお湯で茹でる方法。

梅干しに含まれるクエン酸が小麦と結びつくことでそうめんにコシが生まれるそうですよ。この方法は初耳です!

【そうめんの格上げ裏ワザ③ 締め方】
ぬめり取りは念入りに♪氷水で締めるのは10秒ほど!



そうめんの茹で時間は、パッケージの表示通りでよいとのこと。茹で終えたそうめんは、表面の油分やぬめりを取るために、よく洗い流します。そして氷水の中へ。

ただし浸けるのは、10秒ほどの短時間。冷やし過ぎると、麺が持つ旨味や甘味が消えてしまうのだそう。冷たいそうめんを食べたいからといって、麺を冷やし過ぎるのは厳禁なんですって。

【そうめんの格上げ裏ワザ④ つゆの工夫】
そうめんを冷やし過ぎない代わりに、つゆを冷やす!



そうめんのおいしさを損なわないため、氷水に浸すのは10秒ほど。とはいえ、冷たいそうめんを食べたい!という方は多いはず。そこで、そうめんの代わりにつゆを冷やします。つゆをキンキンに冷やすことで、冷たいそうめんを楽しむことが出来ます。

開封後のめんつゆは冷蔵庫で保存していると思うので、さらに氷水を当てると冷たくなりますよ。

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