愛知県西尾市は、温暖な気候と冬の日照時間が長いことから、きゅうりを始めとするさまざまな農産物が栽培されています。
JA西三河きゅうり部会は、西尾市のきゅうり生産者40人で組織しており、11~6月に旬を迎える「冬春きゅうり」を年間約3,000トン生産。同部会青年部では、「夏以外でもおいしくきゅうりを食べてほしい」という想いから、SNSできゅうり料理のレシピを多く紹介しているそう。
「きゅうりは生食のイメージが強いですけど、いろいろな具材と相性が良く、サッと火を通してもおいしいんですよ!今回の『きゅうりとエリンギのめんつゆ炒め』は材料が少なく、作り方もシンプル。あともう一品欲しい時に活躍してくれるレシピです。夏はもちろん、きのこがおいしい季節にもおすすめです。」
と、今回のレシピを教えてくれたのは、同青年部の安藤元哉(あんどう・もとや)さん。SNSに投稿するレシピはすべて安藤さんが調理しているんですって!
「青年部のメンバーで実際に作って食べて、おいしいと評価が高かったものだけSNSで紹介してます」とのこと。
これはかなり期待できそうなレシピですね!
めんつゆ×バターの最強コンビ♪「きゅうりとエリンギのめんつゆ炒め」
材料(2人分)
きゅうり…2本
エリンギ…2本
バター…20g
めんつゆ…大さじ2(2倍濃縮)
塩・こしょう…適量
パセリ(お好みで)…適量
作り方
1.きゅうりは縦半分に割り、斜め切りにする。エリンギは縦に5ミリの厚さに切る。パセリはみじん切りにする。
2.フライパンを中火で熱してバターを溶かし、エリンギを入れ、塩、こしょうをして炒める。火が通ったらきゅうりを加え、軽く炒めて馴染ませる。
最初にエリンギを炒めてから、きゅうりを加えることで水っぽくなるのを防げるそう。
3.全体にバターが馴染んだら、めんつゆを加えサッと混ぜ合わせる。
4.器に盛り付け刻んだパセリを散らして完成。
きゅうりって炒めるとちょっとしっとりした緑色になるんですね!
副菜に求める彩りの良さは100点満点♡
温かいうちにいただきます。
火を通したきゅうりは、シナッとしながらもパリパリ食感をキープ。
心配していた水っぽさや青臭さは一切なくて、めんつゆとバターのコクをしっかり吸っています!
一口噛みしめるたびに、ジュワ~ッと広がる旨味がたまらないおいしさです。
エリンギは最初にバターで炒めてるので香ばしさがアップ!少し厚みのある切り方なので、コリコリした弾力が感じられます。きゅうりとの食感の違いが楽しい~♪
きゅうりを乱切りにしたり、エリンギを割いてみたりしても違った味わいになりそう。
大人向けにはブラックペッパーを多めに入れてもおいしそうです。
「きゅうりは油との相性が良いので、いろいろな具材と組み合わせればマンネリ防止にもなりますよ」と安藤さん。
クセがないので、調味料も和・洋・中どれでも合いそうです。
今度はどんな材料で作ってみようかな~、と楽しみになってきました!
「きゅうりとエリンギのめんつゆ炒め」は、手早く作れて彩りもよく、副菜にぴったりなレシピでした。
ぜひみなさんも作ってみてくださいね!
西尾市のきゅうりは「スマート農業」の最前線!
西尾市のきゅうりは11~6月に旬を迎える「冬春きゅうり」。皮が薄く、みずみずしい味わいが特徴だそうです。
青年部の織田和弘(おだ・かずひろ)さんに話を聞いてみると、おいしさのヒミツはICTを活用したハウス栽培。温度や湿度などのデータを蓄積して、管理に活かすそうです。
「部会のメンバー全員のハウスに、環境測定器が設置され、データはクラウド上に蓄積されます。ハウス内の環境について情報共有することで、栽培に役立てるんです」(織田さん)
西尾市はきゅうり栽培におけるスマート農業の先駆け。年に3回ほど生産者同士の勉強会を開いて情報交換しているそうです。
「ICTを導入したおかげで、みんなが同じ“物差し”を持った上で話しあえるのがいいですね。スマートフォンで他のハウスについても確認することができるので、自然と普段から情報共有できるところも気に入ってます」(織田さん)
ICTを駆使してチームで栽培に取り組むことが、西尾市のきゅうりのおいしさに繋がっているんですね!
JA西三河きゅうり部会青年部では、栽培や出荷の様子をInstagramで公開中。レシピもたくさん投稿しているそうなので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
【公式インスタグラム】
JA西三河きゅうり部会青年部(nishimikawa_kyuri)
https://www.instagram.com/nishimikawa_kyuri/?hl=ja
JA西三河きゅうり部会青年部
愛知県西尾市で冬春きゅうりのハウス栽培を行う。ICTを活用したきゅうり栽培の先駆けで、畑の温度や湿度などのデータを蓄積、生産者同士で共有。その取り組みにより、10アールあたりの収量が全国平均の2倍以上に。「もっと西三河の冬春きゅうりを広めたい」という思いから、2020年からは青年部公式SNSもスタート。レシピ情報やPRイベントの様子などを通じて、冬春きゅうりの魅力を発信している。
レシピ写真/大村夏子 取材協力/JA西三河きゅうり部会青年部
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