タイや沖縄などの南国では、サラダや炒め物にしてよく食べるという「青パパイア」。完熟した黄色いパパイアとは違い、青パパイアはとても淡白な味わいのため、和洋中さまざまな料理におすすめ!実がしっかりしていて煮崩れしないため、とりわけ煮物向きなんです。ということで、産地おすすめのレシピ、青パパイアのうま煮を紹介します。青パパイアは晩ごはんのおかずとしても楽しめる!完熟前の青い状態で収穫された青パパイアは、炒めたり煮たりするのがポピュラーな調理法です。
そんな青パパイアは近年関東地方でも育てられています。
「パパイアを完熟させるには温暖な気候で栽培しないといけませんが、青パパイアは完熟不要なので関東地方でも栽培が可能なんです」と教えてくれたのは埼玉県白岡市で青パパイアを栽培する横田武夫さん。
「青パパイアは消化を助ける酵素をはじめ、食物繊維やアミノ酸などがたくさん含まれています。味にクセがないのでどんな料理とも相性バツグン。好きな料理に使えば、栄養がたくさん取れる夢のような食材なんですよ」(横田さん)
栄養価の高さには注目が集まっており、「
2022 スーパーフードランキング」でも1位に輝いたほど。
横田さんが特におすすめだという煮つけの作り方を教えてもらいました!
あっさり味で食べやすい!「青パパイアのあっさりうま煮」材料(4人分)
青パパイア…4分の1個(100g)
にんじん…1/2本
さつま揚げ…5個
だし汁…300cc
料理酒…大さじ1
みりん…大さじ2
しょうゆ…大さじ1
青ねぎ…適量
作り方1. 青パパイアは水洗いし、皮をむく。
青パパイアの酵素に触れると、肌の弱い人はかぶれることも。手袋をして調理しましょう!2. 乱切りにして、水に10分ほどさらす。
3. にんじんも乱切り、さつま揚げは1口大に切る。
4. 鍋に具材とだし汁を入れ、火にかける。
5. 沸騰したら、酒、みりん、しょうゆを加えて、弱火で約20分煮る。
6. お好みで小口切りにした青ねぎを合わせてできあがり!
出汁がしっかりしみ込んだ青パパイア。食感は意外にも大根に似ています!おいしい~!!
さつま揚げを使った和風の味つけは、さっぱりとしていて食欲がないときでも箸がすすみます。青パパイアに含まれるアミノ酸やビタミンCも疲労回復にぴったり!
煮込むだけで簡単にできるこのレシピ、ぜひ作ってみてくださいね!
横田園芸
横田武さん
埼玉県白岡市でトマトをメインに栽培しながら、青パパイアを栽培して今年で4年目。毎年、試行錯誤を重ねながら、青パパイアが育ちやすい土壌づくりなどに取り組んでいる。「横田園芸」でとれる青パパイアは白岡市内スーパーにて購入可能。