寒い冬は冷え性の人にとって過酷な季節。かくいうわたしも冷え性で、手足が冷めたくてなかなか眠れずに困っています。眠れないのってホントにつらい（涙）。しかーし！冷え性の人でも快眠できる方法があるんですって。その方法とは、寝る前に手や足などを「グー」と丸めて「パッ」と緩めるグーパー体操をすること。手足がポカポカし、交感神経の緊張がほぐれて快眠できるそうです。さっそく、試してみることに！
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冷え性の人にも有効な快眠法を紹介していたのは、 CBCテレビ『チャント！』。岐阜県、愛知県、三重県の東海3県で毎週月～金曜に放送されている情報番組です。
番組では、快眠法だけでなく、手足の冷えが起こる原因など、冷え性のメカニズムについても専門家がわかりやすく解説してくれました。
手足の“冷え”は、手足だけの問題かと思っていましたが、実は、自律神経に問題がある場合が多いそうです。
まずは、手足の“冷え”の原因を確認しておきましょう。
手足の“冷え”はなぜ起こる?「冷え性」のメカニズム
画像：PhotoAC名古屋市中村区の「めいほう睡眠めまいクリニック」の中山明峰院長によると、手足が冷える「冷え性」の原因は、「自律神経の乱れ」によって引き起こされることが多いそうです。
自律神経は、体温など体の機能をコントロールする神経で、心と体を活発にする「交感神経」と、休息させる「副交感神経」が、バランスを取りながら体を支えています。しかし、冷え性の人は、そのバランスが崩れ、交感神経が過剰に優位な状態になることで、緊張して血管が締まり、末端の手足まで血液が届きにくくなるそうです。
画像：イラストAC冷え性でない人も、寒い日には手足の冷えを感じることがありますが、自律神経が正常に機能して体温を自動調節するので、冷えが長引かないそうです。
冷え性の原因「自律神経の乱れ」はなぜ起きる？中山先生によると、自律神経が乱れる1番の要因は、ずばり、不規則な生活。「朝から夜遅くまで働くような緊張しっぱなしの生活は、体がいつ神経を緩めたらいいのか分からなくなって、バランスが崩れてしまう」とのこと。
また働きすぎだけでなく、栄養が偏った食事やストレス、運動不足、睡眠不足などにも気をつけた方がいいようです。
とはいえ、手足が冷たい冷え性の人はなかなか寝つけず、睡眠不足になりがち。
つまり、睡眠不足だと、自律神経が乱れる→手足が冷える→手足が冷えると眠れず、睡眠不足になる→自律神経が乱れる…と悪循環に陥ってしまうってことですよね。
お～、これは大変。
この“悪循環”を断ち切るためにも、冷え性の人が快眠するにはどうしたら良いのでしょう？
冷え性の人でも快眠できる方法とは？中山先生によると、「入浴後、体が冷える前に早めに布団に入るのがベスト」とのこと。
冷え性の人は、お風呂を出てから布団に入るまでの時間が長い場合が多く、体が冷えすぎてしまうことで眠れなくなるそうです。
自分のことを振り返ってみると、確かに、手足の冷えが気になって眠れないときは、お風呂から出て、2～3時間グダグダ過ごしたときが多いかも。
とはいえ、お風呂から出て“すぐ”寝るというわけにはいかないときもある…。
そんなときはどうしたら良いのでしょう？
その対策として中山先生が教えてくれたのが「グーとパー」。手をグーっと握ってパッと緩める、いわゆるグーパー体操です。
※イメージ 画像:イラストAC冷え性の人は、体を休めたい夜でも、心と体を活発にする「交感神経」が働き、体が緊張状態になっているそう。グーパー体操を行うことで、100％、その緊張が緩むそうです。
100％とは、すごいですよね。
ポイントは、手だけでなく、足、顔、体、全身のパーツで行うこと。グーパー体操の秒数や、回数などに決まりはなく、手足がポカポカしてきたら、リラックスして眠れるサインだそうです。
…ということで、さっそく今晩、手、足、顔、体でグーパー体操をしてから寝ることにします。
