餅つきといえば、年末の風物詩…。寒い中、みんなで集まって、ワイワイしながら、お餅をつくのは、楽しいものです。でも最近は、コロナの影響で餅つき大会などのイベントが減り、つきたてのお餅が食べられる機会も減ってしまった…。でも、炊飯器を使えば、おうちでも簡単に餅つきができちゃうんです。面倒な準備や餅つき機も、一切不要! 驚くほど短時間で作れますよ~。【画像を見る】炊飯器でお餅ができちゃう⁉使う道具は3つ、材料も2つだけ!本来の餅つきは…
もち米を研いで、一晩水に浸けておく。
↓
水に浸けたもち米を、蒸す。
↓
臼と杵(または、餅つき機)で、蒸したもち米をつく。
と、前日からの準備や、日ごろ使わない道具が必要で、かなり大がかりな作業…。
しかし、炊飯器を使えば、驚くほど、簡単!
もち米の浸水時間を除けば、1時間弱でできちゃいますよ~。
使う道具は、炊飯器、計量カップ、すりこぎ、この3つのみ!
計量カップやすりこぎは、100均で購入ができます。
材料は、もち米(2合)と水(300ml)!
餅つきというと、まとめて大量に…といったイメージがありますが、炊飯器で作る場合は、一度に食べ切れる量でOK。
餅つき初心者さんや、ラクしたい方は、無洗米のもち米を使うのが、断然オススメ。
もち米はうるち米に比べ、浸水が早かったり、研ぎ方が違ったり…。
難しいことは考えず、研ぐ手間を省いてしまうのが、成功のコツ!
杵の代わりにすりこぎで、ぺったん、ぺったん…作り方は...まず、炊飯釜に、もち米と水を入れ、1時間ほど浸水させます。
(浸水時間は無しでもOK)
早炊きコースで、炊飯スタート!
炊いている間は、もち米の炊ける匂いに癒される~。
もち米が炊けたら…
まずは、炊きたてのもち米を、おにぎりで食べていただきたい!
味付けは、ゴマ塩のみで! もち米の香りと、モチモチっとした食感が楽しめますよ!
腹ごしらえを終えたら、すりこぎに水をつけながら…
10分ほど、ぺったんぺったんと、ひたすらつく!
もち米が、餅状になれば完成!
本来の作り方に比べ、米粒感は残りますが、つきたてのお餅は格別です!
作り方を動画でご覧になりたい方は、
こちら。
味変で、いろいろ楽しめちゃう♪
ついたお餅は、食べやすいサイズに手でちぎり…
のりで巻いて、しょうゆをつけて~。
納豆や大根おろしをのせたのも、美味~!
甘い系なら、きな粉&砂糖!
小豆あんをのせて食べるのも、好きです。
鏡餅だって、作れますよ~。
大きさの違う丸型の器に、ラップを敷き、ついた餅を入れ、固くなるまで置きます!
器から取り出して重ね、ミカンをのせれば、鏡餅の完成!
お正月に餅を食べる意味とは…
中高生の頃だったと思います…
「年末年始=餅」に嫌気がさし「餅つきはしたくない! お雑煮も食べたくない!」と、若気の至り…爆発したことがあります(笑)。
すると、祖母が「餅を食べると、その年を元気に過ごせるよ~」と。
昔は、餅は特別なもので、ご馳走。だから、お正月には、餅は欠かせない。
いつもは忙しくても、お正月くらいはみんなでゆっくりと餅を食べて、その年を元気に過ごせるように神様にお祈りする…。
年末のうちに餅をついて、お正月用の餅を準備し、家の大事な場所に鏡餅を飾って、神様にお供えする、と教えてくれました。
それ以来、年末年始の餅が、わたしにとって、意味あるものになりました。
子どもが生まれてからは、年末の餅つき、お正月の雑煮、鏡開きのぜんざいなど、昔ながらの文化を伝えるよう心がけています。
コロナ下だったり、時代の移り変わりもあり、みんなで餅つきをしたり、お正月に集まったりと、昔のようにはできないこともありますが、できるカタチで日本の伝統を受け継いでいきたいと思っています!