7.鶏肉をボウルに移し、上からザルで濾した煮汁をかけます。ザルに残った野菜はスプーンを使って濾します。野菜はスプーンで潰れはしましたが、ほとんど濾せませんでした。
8.鶏肉とスープをフライパンに戻し、中火で煮詰めて凝縮させます。
9.そもそも液体が少なかったので、煮詰める時間は5分ほどでした。生クリームを入れ、軽く混ぜ合わせてひと煮立ちさせます。
10.皿に炊いたご飯、
2の野菜、
9の鶏肉のクリーム煮を盛り付けて完成です。
鶏肉ほろほろでクリーム煮濃厚♡シチューではないので液体がほとんどありませんが、クリーム煮のクリームの部分が濃厚でとてもおいしいです。生クリームのクリーミーさとともに、鶏肉や野菜のエキスが濃縮されているので、濃厚な旨味を感じます。カレー粉は香りはありますが、全面にカレー粉の味は出ておらず、少しスパイシーさが残る程度です。ただこのほんのりとしたスパイシーさもクリーム煮のおいしさに大きく貢献している感じがありますね。鶏肉は長時間煮込んだ甲斐があり、ほろほろしていてとてもやわらかいです。茹でた野菜は色鮮やかなままで美しい。添えるのではなく一緒に盛り付けるやり方、勉強になります。
鶏肉の成分鶏肉にはたんぱく質が多く含まれていますが、9種類の必須アミノ酸がバランスよく含まれているのが特徴です。ビタミンA、B2、B6も含みます。ビタミンAは皮膚や粘膜を正常に保ち、目の健康維持に作用します。ビタミンB2、B6はたんぱく質の代謝を促し、皮膚や髪の健康に役立ちます。もも肉に多く含まれる鉄は貧血予防に働きます。手羽肉にはたんぱく質の一種であるコラーゲンが豊富です。コラーゲンは体内の結合組織に多く存在し、たっぷり摂ることで美肌作用や骨を強くしなやかに保つ働きがあります。
志麻さんの作る料理はどれもおいしそうで、この鶏肉のカレークリーム煮は作ってみたかった料理の1つでした。時間も手間もかかりましたが、食べられて満足です。とてもおいしかったです。お時間がある時に作ってみてもいいかもしれませんね。
参考文献:
一生役立つ きちんとわかる栄養学 監修 飯田薫子 寺本あい 西東社
最新改訂版 知っておきたい栄養学 監修 白鳥早奈英 学研プラス