2022.03.06

食べる

お弁当に楽しい遊び心♪「カラフル卵」作ってみた!殻に色付けします【サステな昭和暮らし】

みなさん、ゆで卵に色を着けたことってありますか? あ、殻に、です。味には何にも影響ないですが、ちょっとした遊び心です。実は古い雑誌にその着色の仕方が書いてあって、理科の実験みたいで面白そうだなぁって。たまねぎの皮や紅茶、パプリカなどで色を着けていくんですよ。さっそく試してみました!

【画像を見る】昭和30年頃にやっていたカラフル卵をやってみた

「遠足に楽しいカラフル卵」の記事はこの雑誌から…



当メディア『あたらしい日日』の背景には、月刊「家の光」という家庭雑誌の存在があります。
その歴史は古く、大正14年の創刊。このレシピは、古い月号の記事のなかからピックアップしました。当時の読者が実際に楽しんでいた「カラフル卵」の作り方を、家庭雑誌『家の光』に投稿したものだと思われます。

画像は、当時の記事を書き写したものです。昭和32年~52年頃の投稿記事。卵をたまねぎの皮と茹でて、ゆで卵の殻に色をつけるということですね。令和のいまなら、イースターの時に卵に絵や色をつけることがありますが、昔の日本でも子どもの喜ぶ顔が見たくて色付けしていたんですかねぇ。遠足でみんなとワイワイお弁当を食べるとき、こんな楽しい卵を出したら盛り上がりそうですね。

「カラフル卵」にチャンレジ!

玉ねぎの皮から



ではさっそく作っていきます。
用意したのは玉ねぎと卵。
今回は、玉ねぎの皮の量が分からなかったので、とりあえずたまねぎ3個分でゆで卵を作ります。

記事に「ゆで卵を作るときに、タマネギの茶色の皮を入れると黄色のゆで卵ができます」とありますが、果たしてどんな色になるんでしょう。



では、まず黄色のゆで卵を作ります。
作り方は、鍋に卵と卵が浸るほどの水、玉ねぎの皮を入れて、ゆで卵を作ります。



中火で約12分、茹でたら固ゆで卵のできあがり♪
お湯から出したら、黄色のゆで卵になっています。



他のゆで卵を作っている間は、瓶に入れて煮汁に漬けておきます。
もっと濃い、黄色になるよう期待を込めて♪

玉ねぎの皮で黄色のゆで卵が完成したので、ほかのものでも試してみようと思います。

続いて、紅茶



紅茶で卵に色付け。
紅茶の茶葉大さじ1を、水と卵とともに入れ、ゆで卵を作ります。

続いてパプリカ



なぜか、ムラムラの赤?になりました。

そして最後はターメリック



ゆで上がった卵を引き上げたら…たまたまゆで卵の殻にうっすらひびが入っていました。
ひびに煮汁が染み込んで、恐竜の卵のようです。
このひび割れをわざとたくさんつければ、マーブル模様の面白いゆで卵ができそうですね。
次回挑戦してみたいです。

4種の卵の殻を比較してみた!


左から紅茶、ターメリック、玉ねぎの皮、パプリカで色を付けた卵の殻。

順番にゆで卵を作りました。約30分~1時間の時間差がでちゃいましたが、そこはよしとしましょう!
長く煮汁につけすぎたのかタマネギの皮で作ったゆで卵は、黄色を通り越して橙色になってしまいました。
左から、紅茶、ターメリック、たまねぎの皮、パプリカ。こうして瓶と一緒に並べると理科の実験みたいですね。





どのゆで卵の殻をむいても中身は、いつものゆで卵です。画像はたまねぎの皮で色をつけたバージョン。
味も、いつものゆで卵でしたよ♪ 塩をふりかけていただきました。

いつの時代も、お母さんがお弁当を作る時には家族のことを考えて、おいしく楽しく食べられるように工夫をしているんですね。なんだか微笑ましい。

次回は、卵の殻をむいた「ゆで卵」に色をつけてみたいと思います。
みなさんも、ゆで卵で実験してみませんか?
食べるときも楽しいですが、作る時にも楽しめますよ。

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