【農家レストランの裏ワザ】「たけのこご飯」は炊き込む前に“具を炒める”が正解!?炒め油は〇〇ネーズ使うってよ♡

今がまさに「旬」のたけのこ。食べると「春がきたなぁ～」と実感して、気分が上がるんですよね～。今回は、たけのこの産地、広島県竹原市の農家レストランに、「たけのこご飯」の作り方を教わりました。このレシピ、ご飯を炊き込む前に具を「炒める」のがミソ！しかも、油ではなく、みんなが大好きなあの調味料で炒めるんですって。どんなお味になるか、さっそくクッキン～♪

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旨味爆発！「たけのこご飯」の材料と作り方

レシピを教えてくれたのは、広島県竹原市にある「農家レストラン 西野」のオーナー・西野弘美さんです。



たけのこご飯って、いろいろな作り方がありますよね。

炊飯器に、お米と具材や調味料を入れて、そのままスイッチONするものもありますが…

「具をマヨネーズで炒めてから炊飯することで、よりおいしくなりますよ」（西野さん）

えっ、油の代わりにマヨネーズを使うんですか!?

「マヨネーズには油と卵が入っているので、具がコーティングされて、コクや旨味がぐっと増すんです」（西野さん）

ス、スゴイ、聞いてるだけで、おいしそう。早く食べた～い！ということで、作っていきますよ～！

ご飯の前に…こだわりのだし汁を作ります！

※和風だしの素（顆粒）などを使って、だし汁を作る場合はこの項目はスキップしてOKです。



材料
煮干し…20g
昆布…10g
かつお節…20g
酒…90ml
みりん…90ml
だししょうゆ…135ml

※今回、だししょうゆは「減塩タイプ」を使いました。

作り方
1．煮干しは内臓と頭を取り、昆布は濡らして絞ったキッチンペーパーなどで表面を軽くふきます。鍋に水（分量外・2L）を入れ、煮干しと昆布を加えて30分以上おきます。



2．1の鍋を弱火にかけ、沸騰する直前に昆布を取り出し、5分程度アクをすくいながら煮ます。



3．火を止めてかつお節を加え、再び沸騰したら火を止めます。



4．3のかつお節が鍋の底に沈んだらざるで濾し、酒、みりん、だししょうゆを加えて完成！



わたしは、しっかりとだしをとりましたが、和風だしの素（顆粒）などを使ってもいいかもしれませんね。

ではいよいよ、たけのこご飯を作ります！



材料
たけのこ（アク抜き、皮取り済み）…140g
米…3合
しめじ…1株
にんじん…1/2本
油揚げ…1/2枚
鶏もも肉（1cm大）…70g
マヨネーズ…大さじ1
だし汁…約600ml（炊飯器の「3合」目盛り分）

たけのこは、市販の水煮を使ってもOKです。

作り方
1．すべての具を切ります。

たけのこは1～2mm厚さにスライスします。



しめじは石づきを落とし、1本ずつ手でほぐします。



にんじんは千切りにします。



油揚げは短冊切りにします。



鶏もも肉は、あらかじめ切られていない場合は1cm大に切ります。

2．フライパンにマヨネーズを熱し、1を炒め、火が通ったらトレーに取って冷まします。





3．米を洗って炊飯器に入れ、だし汁を3合の目盛りのところまで入れたら、2をのせて炊きます。



わたしはうるち米のみを使いましたが、うるち米ともち米を7:3の割合で混ぜて炊くと、モチモチした食感が楽しめるそうです！

炊き上がりました！
おこげもおいしそ～♪



炊き立てをいただきます！



お～いし～い！
たけのこが、ほどよくコリッとしていますね～。
にんじん、しめじ、油揚げ、鶏肉も入っているので、具だくさんで大満足♪
そして、特製だしがしっかり効いてます。
旨味がぎゅっと詰まっていて、いくらでも食べられそう～！

6歳の娘も、「たけのこご飯好き～！」と、ほおばっていました。
冷めてもおいしそうなので、お弁当にもぴったりだと思います。
お天気のいい日におにぎりにして、ピクニックに持って行きたいな♪

広島県竹原市はたけのこの名産地

「農家レストラン 西野」があるのは、たけのこの産地としても知られている広島県竹原市。



「竹原は地名のとおり、昔から竹林がたくさんあるんです。春には、ご近所さんからのおすそわけで、たけのこが玄関先にど～んと置かれていることもよくあるんですよ。だから、この辺りでは、たけのこは買うものではなく、もらうものというイメージですね（笑）」（西野さん）

竹原市ではたけのこって、本当に身近な存在なんですね。

西野さんのレストランでも、旬の時季は、たけのこご飯が定番メニュー。お客さんにも、おいしいと好評だそうです。
みなさんも、西野さんのレシピで春の味覚を味わってみてください！

「生のたけのこのアク抜きってどうやるの？」という方は、以下の記事をチェックしてください。
下ごしらえから茹で方まで、調理のコツを詳しく紹介していますよ～。
https://nichinichi-magazine.com/articles/detail/5108